「最大出力を上げる」西勇輝、32歳の大挑戦

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岡田監督体制元年の今シーズン、“アレ”を成し遂げるためにはこの投手のパフォーマンスにかかっています。今季32歳となる西勇輝は、フィジカルアップによって1年間高いレベルで戦える身体を手にしつつあります。ケガをせず、しっかりローテーションを守ってほしいですね。

西勇輝、プロ15年目の「進化ボディー」で“アレ”けん引「維持するよりは前進して…」
スポーツ報知より)

阪神の西勇輝投手が“進化ボディー”に手応えを感じ取った。沖縄・宜野座キャンプで7日に行われたシート打撃に今季実戦初登板。直球とスライダーだけを投じ、打者4人を三邪飛と3つの内野ゴロに封じた。成果を感じ取ったのは内容より、自身の感覚の部分だ。

 「最大筋力を上げてから、どう変わったかを知るためには、球数を投げる投げ方だとわかりづらかった。実戦に近い投げ方で、どれくらいスピードとか腕の振りとか回転数とかが変わったかを確かめたかった。今の自分の感覚と、どこまで近づいてるかの判断をブルペンではつかみづらい。バッターが立って、投げた感覚が一番わかりやすい。感覚は良かった」。プロ15年目が一番乗りで実戦マウンドへ上がった意識と意図を説明しつつ、わずか10球の“試投”に頬を緩ませた。

 オフに掲げたテーマが「最大出力を上げる」。ここ2年、従来とは大きく変えたウェートトレーニングなどで追い込んできた。32歳のベテランは「中堅からベテランに入ってくる時にかけて、また進化したい。維持するよりは前進して何事にも取り組んで、トライしてみることによってまた、新たな自分になれるかもしれない」と恐れずに歩みを進めてきた。

 実際に数値的な変化も出ている。3年前から筋肉量が16%もアップ。右腕は「(これまでが)平均以下過ぎたから。やっと並か、並よりちょっと上がったくらい。後輩とウェートやってても、恥ずかしかったもん。(ウェート器具が)上がらないし、持てないし、押せないし、起こせないし」と苦笑いしつつ、「レッグプレスで、370キロを上げられるようになった。もともと200キロやったし、それくらい変われた」と実感。投げ込んでも、以前より軽めの力感でボールがいき、疲労感も減少していると、投球にも効果が反映されてきているようだ。

 実績のある右腕が現状維持で満足せずに己を磨き続けるのも、すべては“アレ(優勝)”のため。オフの自主トレ公開時に明かしていた。「優勝の経験をしてみたい。残り、どれだけ一線でローテーションで回れるか分からない。これだけ長い時間、ローテーションで回っていると、いつケガしても分からない状況でもあると思い、できれば、早く優勝できるようにと思っています」。今季の“新しい西勇輝”に注目したい。

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