選手をいかに育てるか?キャンプに懸ける想いとは

選手をいかに育てるか?キャンプに懸ける想いとは

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長いシーズンを戦い抜くためには、キャンプ期間でどれだけ各選手の能力を伸ばすことができるのかが最重要課題となります。目先の結果に一喜一憂するのではなく、選手個々の課題に対してどのようなアプローチを行うのか。コーチと選手が一体となり考えて実践してほしいですね。

【内田雅也の追球】キャンプ「主役」への期待 コーチには子を思う親心も必要
スポーツニッポンより)

 阪神は2度目のキャンプ休日となった8日、1、2軍合同のコーチ会議を開いた。11、12日に行う紅白戦のメンバーを決めた。人選は明らかにされていない。

 4、5日とキャンプを視察したオーナー・杉山健博(阪急阪神ホールディングス社長)が「監督とコーチのコミュニケーションがよくできていると感じました」と感想を語っていた。4日の会食や5日のグラウンド見学で感じたのだろう。

 岡田彰布は前回監督当時(2004―08年)から「キャンプの主役はコーチ」が持論だった。「コーチが選手を伸ばし、鍛える練習方法を工夫して提案するもんよ」

 その点で7日に行ったシート打撃に「オレはシートなんかやるつもりなかったんよ」と不満を持っていた。なぜなら投手と打者の対戦となり、自然と白黒の結果が表に出る。「ピッチングコーチは抑えてほしい、バッティングコーチは打ってほしいになる。まだこの時期にそういうことをやる必要があるのかな」

 だから、シェルドン・ノイジー、ヨハン・ミエセスに被弾した桐敷拓馬にコーチを通じ「いい球が来ていた。全く気にする必要はない」と伝え、フォローしていた。

 さらに――岡田が口にしていたことではないが――このシート打撃での組分け、対戦順にも工夫があっても良かった。若手左腕の岩田将貴が対戦した6人は全員が右打者だった。育成出身、左横手から左打者キラーとして期待される岩田の持ち味を生かすには、左打者と対戦させてやりたかった。また、右横手で右打者が嫌がるタイプの岡留英貴はいきなり左打者との対戦が3人続いた。岩田も岡留も先頭に四球を出し苦しんでいた。

 もちろん、プロでやっていくには右打者も左打者も抑えられなくてはいけないが、まだ1軍実績ゼロの若い投手には、自信をつけさせる意味でも得意な相手から滑り出させる配慮があっても良かった。そんな風に思う。

 岡田は「選手をつぶしてはいかん。どう生かすかを考える」と言う。キャンプはまだ序盤。1軍入りをかけた厳しい競争はまだまだこれからである。監督やコーチには子を思う親心もまた必要なのだろう。

 厳しい社会だからこそ、岡田はコーチには厳しい。そして、キャンプの「主役」として期待している。

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