前川右京、待望の1軍キャンプ入り

前川右京、待望の1軍キャンプ入り

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2年目の今季、大ブレイクを期待される前川右京選手が、最年少で春季キャンプ1軍スタートとなりました。岡田監督も期待する逸材ですが、成功体験を積み重ねて大きく飛躍できるシーズンとしてほしいですね。

前川右京の課題は打より〝守〟 一軍キャンプで「近本流タオルトレ」の成果披露できるか
東スポWEBより)

 阪神は19日にスタッフ会議を行い、春季キャンプの投手・野手をあわせた一軍メンバー41人を発表、岡田彰布監督(65)が将来の中軸候補として期待を寄せる高卒2年目の前川右京外野手(19)がメンバー最年少で一軍切符を手にした。

 指揮官は昨秋のキャンプで10代とは思えぬ力強いスイングにほれ込んだ様子で「抜てきじゃなしに、もう普通に入れた」とし、キャンプ前の段階では「不在」としている右翼のレギュラー争いに参戦させる予定だ。一軍初キャンプの前川からすれば、まずはウリでもある打撃でアピールしたいところ。一方、課題は守備力で、外野のレギュラーを任せるには、まだまだやらなければならないことも多いという。

 昨秋のキャンプからシートノックだけではなく、他の選手のフリー打撃の打球も追わせ捕球、送球の基本動作を反復させていたが、特に重点課題としたのが送球技術だ。

 筒井壮外野守備コーチは前川の送球面について、昨秋のうちから春への〝仕込み〟を始めていたという。

「もちろん量はやらせるんですけど、肩への負担もある。それを考えたとき極力、負担をかけない方法で」と利き手である左手にタオルを巻きつけ、投手がボールを持たずに投球を行う「シャドーピッチング」の要領で送球動作を繰り返しさせたという。狙いは正しい送球フォームの再現性を高めるだけなく、指導ができないオフの間もひとりで取り込むことができ、継続した取り組みで球質も改善することを見込んでいるという。

「ああ見えて器用で、ヒジを下げたりとか、ひとつの投げ方じゃないことができる。レフト線の打球をサイドスローで中継に返したりとか。ただ、全力スローで、相手にフォーシームのキレイな球で放れる技術がない。だから送球自体も引っかいたり、押し出したりと、相手の捕りにくい質の悪い回転になり安定せず、伸びのある球もいかない。タオルでのシャドーはヒジ肩の負担は減る代わりに、全力で正しい動作で腕を振り抜かないと〝ビュッ〟っていい音はしないでしょ? 実はこの手の課題は、プロに入ったころの近本にもありました」

 現在は不動の中堅手で、昨年まで2年連続ゴールデン・グラブ賞を獲得した名手もこのメニューを根気強く続け、送球技術を磨いてきたという。

 将来性も含め、期待値の大きな打撃面だけなく、ディフェンス面でも、ひと冬をまたいで取り組んできた〝近本流タオルトレ〟の成果を、一軍キャンプで早速披露したいところだ。

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