12球団監督会議、「座長」岡田節は絶好調

12球団監督会議、「座長」岡田節は絶好調

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今季現場復帰、最年長監督となった岡田監督が、座長として出席した監督会議の場で思う存分に意見を戦わせました。DH制度は、確かに選手起用の妙を味わう機会の損失になりそうですからね。岡田節は終始絶好調だった様子です。

阪神・岡田監督 12球団監督会議で持論連発 セDH制は「つまらん」タイブレークには「俺は反対」
スポーツニッポンより)

 12球団監督会議が18日に都内で開かれ、阪神の岡田彰布監督(65)が、プロ野球改革論に対し、忌憚(きたん)ない意見を展開した。榊原定征コミッショナーからセ・リーグのDH制、引き分けの是非について問題提起され、終了後の取材で持論を連発した。また日本野球機構(NPB)が、指名打者(DH)制で先発投手が降板後もDHで継続出場できる通称「大谷ルール」について概要を説明。23日の実行委員会で導入が正式に決まる見込みだ。

 そら、野球のことは黙っていられへんよ。非公開で行われた12球団監督会議では各球団の指揮官が「プロ野球の魅力向上」について自由に語り合う場が設けられた。テーマとなった(1)セのDH制導入可否(2)引き分けの是非について、終了後の取材に応じた岡田監督は持論を展開した。まずはDH制に意見した。

 「俺はずっとDH反対。監督が楽すぎる。投手が回ってくるとか回ってこないとか、(選手起用を考えるという)醍醐味(だいごみ)がないよな。選手の時も監督の時も、DHはちょっとつまらんように感じた」

 巨人・原監督がセのDH制導入を提言したのは19年のこと。大リーグは22年から両リーグでDH制になった。この日の会議で原監督からのDH発言は「なかった」と言うが、阪神とオリックスでプレーし指揮も執った経験をもってして、改革の風潮をぶった切った。

 返す刀で引き分け廃止論についても、もの申した。コロナ禍で21年は9回打ちきりになり、引き分けが増加。勝敗がつくまで戦うメジャーリーグの制度についても言及した。

 「引き分けも戦略の一つやで。だって勝敗じゃなくて勝率で争うから。試合時間短縮って言うてるのに。夜10時以降の鳴りもん(禁止)とか、車で球場に来る米国と違って、日本は公共交通機関の時間もあるし」

 現行の延長12回制をベストとしタイブレーク制についても「俺は反対って言うたわ。アマチュアのルールにならわず、プロとして何かもっと凄いことを考えた方がいい」と会の席上で発言したことを明かした。

 出席者最年長の65歳の年齢もあって座長を務めた。司会進行だけでなく、意見の鋭さでも中心を担った可能性が高い。監督復帰シーズンを前に他球団に先制パンチを浴びせた。

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