“アレ”へのカウントダウン、選手達に「楽しめ」!

“アレ”へのカウントダウン、選手達に「楽しめ」!

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もちろん、油断するわけにはいきません。しかし、ここまで貯金を積み重ねて、待望の“アレ”までカウントダウンできる状況に持っていったのは、これまで努力を続けてきた選手達のおかげです。この状況を思い切り楽しんで、1つ1つのプレーを大胆に、思い切って行なってほしいですね。

岡田彰布監督「楽しめ」指令「自分らで幸せな試合できるようもってきた」2位広島3連戦
日刊スポーツより)

阪神岡田彰布監督(65)が8日からの2位広島との直接対決3連戦(甲子園)を前に「楽しめ」指令を出した。3連勝すれば優勝マジックが一気に7も減って「アレ」は一気の秒読みに入る。「自分らで幸せな試合ができるようにもってきた」とナインをたたえ、喜びをかみしめて戦えと呼び掛けた。広島がDeNAに敗れたため、優勝マジックは1つ減って12。18年ぶりの思いも込めて、さあ、しびれる楽しい旅に出よう!

 

岡田監督は、必死で追ってくる2位広島に怖さを感じていなかった。「えらいすごい試合ばっかりしとるけど」。帰阪する名古屋駅で報道陣に対応。5日、6日と2試合続けて延長サヨナラ勝ちするなど、勢いをつけて“最終決戦”に乗り込んで来る相手に、歴史的V逸を食らった08年の岡田阪と重ねて苦笑した。

「08年もそうやんか。3試合連続サヨナラして、甲子園で。あかん言うたやんか、こんな勝ち方じゃ。そういうことやろ。あの時のオレのコメント聞いたら分かるやろ。そんなん、ちゃんと勝たな」

首位を独走した08年は、9月9日からヤクルトに3試合連続サヨナラ勝ちして2位巨人に6ゲーム差をつけた。だが、“岡田の考え”では、サヨナラ勝ちは見た目は派手だが、先発が相手打線を抑え、攻撃陣が相手先発を攻略する本来の勝ち方ではない。当時はその不安が的中して失速し、巨人に大逆転優勝をさらわれた。「新井いてないやん。出てないやろ、試合」。阪神の主力だった新井監督は当時、北京五輪で悪化させた腰椎の疲労骨折で離脱中で、その雰囲気を知らない。今回の広島にも、似たムードを感じ、本物の強さとは感じていないようだ。

広島に3連勝すれば、優勝マジックは通常の6個減ではなく、一気に7個減って「5」になる異例のマジックも起きる。だが、指揮官は「別に気負う必要もなにもないしな。3連敗だけは絶対せんように。それだけよ」と負け越しOKの姿勢を見せた。「楽しんで投げたらええと思うで。村上にしろ、大竹にしろ。その楽しいとこに、10勝がついてきたら、最高やんか」。初戦村上、2戦目大竹、3戦目伊藤将と9勝トリオが先発するが、重責を感じる必要は全くないと説いた。

「自分らが頑張ってきた証拠やから。自分らで幸せな試合ができるように持ってきたんやから。そら(成長)できるよ。こういう状況で、いっぱいのお客さんの中で。ええ経験や」

広島3連戦のチケットはすべて完売。「みんな分かってるよ。明日からがどういう試合か」。カウントダウンを進められる喜びをかみしめてプレーせよ。ゴールテープを切るまでとことん楽しめ。それが猛虎ナインの権利だ。

<阪神が広島戦3連勝で優勝マジックが7つ減る理由>

◆8日 通常通り2減で「10」。

◆9日 一気に3つ減り「7」となる。

<1>10日以降に残り試合で阪神が7勝12敗、広島が15戦全勝すると仮定すると、阪神、広島とも最終成績は83勝56敗4分けで勝率5割9分7厘。両軍の直接対決も12勝12敗1分けとなり、五分。

<2>セの規定ではこの場合、「交流戦を除いた、セ球団同士のリーグ戦成績の上位」を優勝球団とする。

<3>前記の条件を当てはめ、交流戦を除いたリーグ戦の両軍成績を比較。阪神=76勝46敗3分けで勝率6割2分3厘、広島=74勝47敗4分けで6割1分2厘。このため阪神が上位となる。

◆10日 通常通り2つ減って「5」に。

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