今季復活を果たした才木投手が、6回無失点で痺れる投手戦を制し、自身キャリアハイとなる7勝目を手にしました。細かなミスが散見されたこの試合、岡田監督の目には満足できる内容ではなかったものの、それでも勝ち切るのが今のタイガースの強さですね。ポストシーズンでも、才木の力は必要となるはずです。
阪神・才木浩人が6回無失点で復活! キャリアハイの今季7勝目に「思い切っていくことだけを考えて投げた」
(サンケイスポーツより)
(セ・リーグ、中日0ー1阪神、22回戦、阪神15勝7敗、6日、バンテリンD)久しぶりに歓声と拍手を一身に浴び、照れくさそうにスタンドに向かって手を振った。1カ月ぶりの登板で白星をつかんだ阪神・才木浩人投手(24)は、ヒーローインタビューで野手への感謝の思いをマイクに乗せた。
「(坂本)誠志郎さんがうまくリードしてくれた。野手の皆さんにもうまく守ってもらったので、思い切っていくことだけを考えて投げた」
ピンチでも攻めの姿勢を貫いた。四回に1死から連打で得点圏に走者を背負ったが、真っすぐで果敢に勝負に挑んだ。カリステを右飛に打ち取ると、ビシエドも153キロで投ゴロにねじ伏せた。七回の攻撃で代打が送られて6回4安打無失点で交代。キャリアハイの7勝目をマークした。
前回8月10日の巨人戦(東京ドーム)で白星を挙げたが、腰の張りのため翌日に登録抹消。そこから1カ月間の2軍での調整期間を経て帰ってきたマウンドで、〝スミ1〟での勝利に貢献した。昨年7月3日、右肘手術から1軍初登板し、1159日ぶりの白星を挙げた舞台も、同じバンテリンドームだ。復活の地で再び好投。先発ローテ生き残りをかけてアピールし、投手陣の層の厚さを改めて示した。
岡田監督は右腕への期待が大きいからこそ「あんまりよくなかったなあ」と辛口評価だったが、もちろん才木本人もわかっている。五回のバント失敗(投ゴロ)や走塁ミスを反省し「バントミスした後に木浪さんとかが声かけてくれたので、投球に集中することができた」と頭を下げた。
細部まで気を遣い、メンテナンスをしているから最大のパフォーマンスを発揮できる。けがや体の不調がプレーを左右することを身を持って知るからこそ、指や爪のケアにも余念がない。2カ月に1度はネイルサロンに足を運び、爪がはがれないように専用の液体を塗ってコーティングしている。「やる前は爪が割れやすかった。乾燥しないようにすることがすごく大事」。自宅でも自ら手入れを行い、万全な状態で登板に備えている。
「チームは一つ一つ勝っていかないといけない状況なので、勝ちにつながる投球を大事にしていきたい」
アレに向かって突き進む虎の中で出色の働きを見せ、〝爪痕〟を残していく。
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