才木&純矢、先発ローテ入りへ爆進中!

才木&純矢、先発ローテ入りへ爆進中!

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分厚い選手層を誇る先発投手陣の中でも、若き才能を存分に発揮してくれたのがケガから復活を果たした才木投手、そして昨季も投打に活躍した西純矢投手の2人です。開幕から当面は純和製ローテとなりそうな気配ですが、この2人が勝ち星を積み重ねてくれれば、チームも一気に上昇気流に乗るでしょう!

才木浩人、西純矢は先発ローテ〝合格〟か OB金村暁氏が期待する昨季からの「上積み」
スポーツ報知より)

春季キャンプを終えた阪神で、投手陣の収獲は才木浩人(24)、西純矢(21)の2人が、先発ローテーションに「合格」と言えるだけのパフォーマンスを見せてくれたことです。

 2020年の右ヒジ手術から昨夏復帰し、完全復活を目指す才木はキャンプ中の実戦3試合、計10回でわずか5安打、9奪三振と万全の姿を見せてくれました。技術的には故障明けの昨年よりヒジが高い位置に上がるようになり、リリースポイントもより強く振り降ろせていることで、直球の角度やフォークの落差など各球種の精度がもう一段階上がりました。

 本人も「腕を振るというより、勝手に腕が後からついてくる感覚」と話してくれたように、8割程度の力加減でも自然な腕の〝しなり〟で、自分の10割に近い出力のボールを投げられています。この感覚を1年間維持できれば、成績的も9試合で4勝(1敗)、47イニングという昨年の倍以上の成績を普通に期待できるほど、キャンプでは素晴らしい球を投げていました。

 昨季6勝(3敗)の西純も、年間を通じた貢献が期待されます。22年は14試合で77回1/3。昨年まで一軍投手コーチとして間近で見てきた経験から言うと、彼の場合はコンディショニングが鍵を握ります。

 昨季は5月だけでプロ初完投を含む3勝。一気にローテに定着するかと思いましたが、やはり一軍は甘くはありません。6月以降、少しづつ球威やキレを欠き、7月から約1か月半は二軍で再調整。その間、重点的に取り組んだのが股関節周りのストレッチで、いわゆる可動域をつくる作業です。登板を重ねると、西純はここに疲労がたまりやすく、それが投球動作にも出て股関節に体重がしっかりと乗らないまま投げてしまう傾向がありました。

 その後は8月中旬に先発として一軍復帰。CSでは中継ぎでもフル回転できたように、蓄積疲労との付き合い方やシーズンを通じて股関節の柔軟性をどうキープしていくかは今年は一層、大事になります。本人はキャンプ中、宿舎でも前屈など常に患部のストレッチを心がけるなど日常的にケアを重ねるようになったと聞きます。地味な作業を根気強く続ければ、それがパフォーマンスにも必ず跳ね返ってくるはずです。

 将来のエース候補と目される2人がイニング数などを昨年からどれだけ上積みできるか――。岡田監督が目指すアレ(優勝)にも大いに関わってくると思われます。

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