〝バット飛ばし〟でレベルアップ!小野寺に熱血指導

〝バット飛ばし〟でレベルアップ!小野寺に熱血指導

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今シーズン43試合に出場し、打率’347と結果を残した小野寺選手に、岡田監督が直々に打撃指導、打った瞬間にくるりと綺麗にバットを飛ばしていた自身の現役時代のノウハウを、余す事なく注入しました。来季のスタメン奪取を目指し、奮闘が続きます。

阪神・岡田彰布監督がバットを飛ばせ指令!「バットがサード側に飛べへんもんな」と小野寺暖に1時間の密着指導
サンケイスポーツより)

ボールもバットも飛ばせ! 阪神・岡田彰布監督(65)が12日、来季プロ5年目の小野寺暖外野手(25)を約1時間、密着指導した。力任せではなく、手首を返すことで飛距離は確実に伸びると力説。右打者の場合、三塁方向へバットを飛ばすことが一つの目安になると熱弁した。

時計の針がどんどん進んでいく。小雨がパラついても指導の熱は冷めず、高まり続けた。岡田監督がメイングラウンドで約1時間、打撃練習中の小野寺を密着指導。異例の個人レッスンで手首を返す打法を伝授した。

「右バッターなんか特に、バットがサード側に飛べへんもんな。リストターンしてないから。バットを1歩、2歩持って、一塁に走るの多いやろ。(スイング後に)置くの多いやろ」

1985年、球団初の日本一にクリーンアップとして貢献した岡田監督は〝バットの飛ばし屋〟だった。上体をかがめて膝をしぼり、体に巻き付けるようにクルッと回転。パワーが解き放たれた瞬間、矢のようにバットが飛ぶ。力任せに打つのではなく、手首を使って、ヘッドの重さを利用する。これが理想の「リストターン」だった。

「ああいう打ち方をした方が、ボールに力が伝わるというかな。(小野寺も)それはわかっとるよ。おーん。できへんだけで(笑) そんなすぐできへんわ。そういう興味を持ってやるゆうのも大事やしな」

鍛錬の秋季キャンプの期間だからこそ助言できる。練習に合流した11日は選手の動きを目で確認するだけだったが、この日はトス打撃の間も、自身が何度もスイング。バットの先端部分を三塁側に向けるなど、バットの〝投げ方〟を教えた。

小野寺は手首を返さず、逆方向にも打てる。そのスタイルで今季43試合に出場し打率・347(75打数26安打)と結果を出した。日本シリーズでもベンチ入りさせ、来季も1軍戦力として、さまざまな場面での起用が想定される。その上で岡田監督は「引き出しが多い方がもっと対応できるっていうことやからな」と新たな武器を授けた。

「1軍の戦力としていくやつは、ちょっとでもレベルアップせなアカンからな。1人、1人のレベルが上がったほうが、そら、チームとしては絶対助かるわけやからな」

日本一監督の引き出しには野球に関する理論、知識が詰まっている。〝バット飛ばし〟もその一つ。選手の成長が最も見込める秋季キャンプで、豊富な経験を伝えていく。

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