背番号51の苦悩。開幕までに照準を合わせられるか?

背番号51の苦悩。開幕までに照準を合わせられるか?

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1年前はWBC出場でコンディショニング調整に苦しんだ中野選手が、今年は極度の不振で低空飛行となっています。積極さを取り戻し、不動の2番セカンドとして、シーズンを通じて活躍してほしいと全国の虎キチは願っています。頑張ってください!

中野拓夢のオープン戦不振 楽観しない伊勢孝夫氏「相手に逆手に取られている気がする」
東スポWEBより)

阪神・中野拓夢内野手(27)が極度の打撃不振に苦しんでいる。チーム不動の「2番・二塁」として岡田監督からの信頼も厚い背番号51は、オープン戦11試合に出場し、打率0割9分1厘、0本塁打、2打点。本紙評論家の伊勢孝夫氏は「〝初球〟を巡るバッテリーとの駆け引きで、ここまでは消極的な姿勢が目立ちすぎている」と指摘した上で「時には鋭い〝一の太刀〟を入れる必要がある」と提言した。

【新IDアナライザー・伊勢孝夫】17日の中日戦(バンテリン)で3安打をマークしたから言うわけちゃうけど、佐藤輝に関しては俺は全然心配してないよ。トップの位置が昨季より低く保てているから、一直線にボールをインパクトすることができてるんよな。これが保てれば、上半身と下半身の歯車が狂う心配は少ないよ。昨季までのような極端に長いスランプにハマり込むこともないやろな。どうせ公式戦が始まったころにはちゃんと打つって。大丈夫や。

 心配なのは中野の方やな。昨季からじっくり球を見るようになり、四球数は前年の18から57に激増。そらもう大したもんやと思っているけど、今はそれを相手バッテリーに逆手に取られているような気がするんよ。

 カウントを取りにきた初球外角ストレートをあまりにもイージーに見逃してしまい、カウント0―1からのスタートを余儀なくされる――。こんなシーンがオープン戦では何度もあったよな。こうなるとピッチャーとの勝負は当然ながら苦しくなる。

 今は初球に対するアプローチというか、姿勢があまりにも消極的すぎるように俺の目には映るな。もちろんベンチからの作戦を待っているって側面はあると思うよ。でもな、右投手が左打者に対して初球でストライクカウントを稼ごうとする時は、外角への直球と相場が決まってるんや。たとえ一塁に走者がいたとしても中野くらいの技術と経験があれば、ちょっと踏み込んでバットの先っぽを走らせれば一、二塁間を割ることができると思うよ。

 昨季はそれが結構できてたんよな。そうなると相手バッテリーも「甘く入ったら打たれる」って警戒して初球はボール球から入るようになる。カウント1―0からのスタートになれば、今度は中野の土俵で勝負できるよ。その辺の駆け引きやろな。

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