23年シーズン“”勝利の方程式”はどうなる!?

23年シーズン“”勝利の方程式”はどうなる!?

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WBC出場のためチームを離脱している湯浅投手の穴を埋めるのは誰か。色々な予想がされていますが、第一候補として、ケラー投手の名前が上がりました。投手起用方法も含めて岡田マジックで新たな〝リリーフ革命〟はあるのでしょうか。

開幕クローザーはK・ケラーで決まり! OB金村暁氏が〝日替わり〟守護神に反対のワケ
東スポWEBより)

【グラゼニ球論・金村暁】
阪神は正守護神の湯浅がWBC出場のためチームから一時離脱中。開幕から当面の代理クローザーを誰にするかで議論が分かれているそうですが、私なら迷わずK・ケラーをチョイスします。

 春季キャンプ(沖縄・宜野座)の調整をブルペンなどで視察しましたが、状態の良さは一目で伝わってきました。

 昨季はコロナ禍の影響で来日が大幅に遅れ、ぶっつけ本番に近い形で開幕戦に投入してしまい、チームとしてもK・ケラー個人としても大変残念な結果に終わってしまいました。ですが、その後のファームでの再調整を経てからの一軍での活躍は皆さんもご存じの通りです。最終的なシーズン奪三振率は12・67。もともと能力の高い投手ですし、何よりも日本で成功したいという強い気持ちがある。今季は開幕まで十分な時間がありますし、しっかりと状態をピークにまで上げてくれるはずです。

 湯浅の一軍復帰まではK・ケラー、岩崎、浜地らを〝日替わり〟で守護神として使えばいいという意見もあるそうですが私はこれには反対です。中継ぎ投手は個々の役割を事前にきっちり固定し、理解させておかないとマウンドへの準備が不十分かつ不安定になってしまうものです。シーズンの勝ちパターン継投の基本線は7回・浜地、8回・岩崎、9回・湯浅。彼らの疲労や連投状況に応じてここに加治屋、石井大、岩貞、K・ケラーを適切に起用していけば1年間ブルペンは十分に回せます。勝利の方程式が2セット用意できている。これは阪神の大きな強みです。

 昨季までの7年間、阪神でブルペンコーチを務めた私が思い描いていた究極の理想形は「消耗を抑えるため、中継ぎ要員の8人をそれぞれ平等に年間50登板させる」ことでした。ですがこれは現実的にはなかなか難しい。どうしても能力の高い一部の投手に負担を集中させてしまいがちになってしまいます。とは言え、これだけの質量を揃えた今の虎ブルペンならば可能な芸当かもしれません。岡田監督は第1次政権時にJFKという完全分業ユニットを確立させ、その後の野球界に多大な影響を与えた方。新たな〝リリーフ革命〟を第2次政権でも見せてくれるのではないでしょうか。

 

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