昨季、先発ローテの柱として大車輪の活躍を見せてくれた伊藤投手にとって、今シーズンはさらなる高みを目指す1年間となります。あの田中マー君が打ち立てた24勝0敗、QS率100%という前人未到の大記録に、自らチャレンジする事を宣言してくれました。
阪神・伊藤将 24勝無敗時の田中将になる 目指せQS率100%「先発をやっている以上はそこを」
(デイリースポーツより)
阪神・伊藤将司投手(27)が21日、福岡県福岡市内で岩貞祐太投手(32)らとともに行っている合同自主トレを公開した。クオリティースタート(QS=先発して6回以上、自責点3以下)の達成率は年々上昇しており、昨季は85・7%。規定投球回到達投手では楽天・田中将大投手(35)が2013年に達成して以来となるQS率100%を目指し、目標の最多勝もつかみ取る。
小雨がぱらつき、冷たい風が吹きすさぶ。そんな天候をものともせず、伊藤将は走って投げて、爽やかな笑顔を見せた。「チームとしては連覇できるように。個人としては規定投球回数、そして最多勝を取れるように頑張っていきたい」と掲げた今季の目標。そのためにも意識するのがQS率だ。
21年は59・1%、22年は60%、そして昨季は85・7%と年々上昇中。今季ももちろんその数字を更新する意気込みだが、見据えたのは最高峰だった。
「そこしか自分はないので、QSをどれだけの成績を残せるかというところなので。100%?そこはやっぱり目指していけたらいいなと思います」
13年に24勝0敗と無双した楽天の田中将がQS率100%を記録。達成すれば、規定投球回到達者ではそれ以来の偉業となる。また、目標とする自身初のタイトル、最多勝にもぐっと近づくのは間違いない。「長いイニングを投げるだけ、チャンスも広がってくると思うので。先発をやっている以上はそこを目指してやっていけたら」と力を込めた。
昨季は左肩の違和感で開幕に間に合わず。「そこが一番悔いがある」と明かす。一年間けがなく戦い抜くためにも、自主トレでは自身が弱いと感じている上半身をウエートトレーニングで強化中。「スピードも平均が上がれば」と昨季142キロだった平均球速を145キロまで上げることも目指す(データはJapan Baseball Data)。
この日は今年初めて捕手を座らせてのブルペン投球で12球。「すごく良い球を投げられている」と順調な様子だ。キャンプインまであと10日。昨季10勝の活躍も、慢心はない。「どんどんいい選手が阪神に入ってくるので、負けないようにしたい。自分が結果を出して後輩をサポートできるように」。さらなる進化を遂げ、チームの連覇、個人の栄冠もつかみ取る。
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