雑草魂や!独立L出身の石井投手が悲願のプロ初勝利!

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2連敗中、さらに終盤で同点という痺れる場面でリリーフのマウンドに立った石井投手が、嬉しいプロ初勝利を挙げました。独立リーグ出身、ドラフト“最下位”指名からの下克上はまだまだ続きます。多くの野球選手たちにとって、希望の星となったことでしょう!

石井大智がプロ初勝利「お先真っ暗というところから」ドラフト最後の74番目指名、高専卒業で初
スポーツ報知より)

◆JERAセ・リーグ 阪神2―1ヤクルト(11日・甲子園)

 3年目の阪神・石井大智投手がプロ初勝利を挙げた。1―1の8回に2番手で登板し、1回1安打無失点。直後に味方が勝ち越した。2死から山田の右前打にミエセスの失策が絡み、二塁へ。続く村上の四球で一、二塁を迎えたが、サンタナを一邪飛に抑えた。

 2020年ドラフト8位で入団。支配下選手では12球団最後となる74番目の指名だった。秋田高専から四国IL高知に進んだ異色の経歴の持ち主。高専卒業でのプロ入りは史上初だったが、もちろん勝利投手も史上初だ。

 以下は試合後の石井の一問一答。

―プロ初勝利

「記録的にはもちろんうれしいことです。でも、去年からのオフシーズン、多くの人に関わってもらって、自分の中では結果につながるような助けをいただいて、そういう人たちに感謝したい。自分の力だけではないので。これからも成績を伸ばせるようにやっていきたい」

―心構えは普段と変わらず

「そうですね。いい緊張感で相手に向かっていく気持ちで投げていった結果が。ピンチも背負って、褒められるピッチングではないと思うけど、本当にゼロで帰ってくると言うところだけ考えていたので。ゼロで抑えられて、そこが一番良かったです」

―監督と記念撮影

「もちろん、前監督の矢野さんにも1年目から使っていただいて、その経験が今年発揮できている部分もありますし。岡田監督になってチャンスをいただいて、こういう場所で投げられるのは本当にうれしいことだし、感謝したい」

―ピンチでサンタナを直球で打ち取った

「自分の中では村上選手で勝負にいって、(坂本)誠志郎さんとも話して、勝負にいくからには全力でこいといっていただいて。フォアボールだったけど、いいフォアボールというか、空振りを取りにいった結果のフォアボールだったので、後悔はない。サンタナ選手を打ち取れてゼロで抑えられて良かった」

―プロ野球人生の転機は

「難しい(笑い)」

―記念球は

「どうしようかなと思ってるんですけど、本当に周りの方々に感謝したい気持ちがあって、いつもブルペンでとってもらっている片山(ブルペン)捕手に。冗談です。妻にあげようかなと思っています」

―奥さんのサポートがあってこそ

「もちろん、それがなかったらこういう場所で戦えてないと思うし、料理とか私生活の面で支えてもらっているのが、自分の大きなところを占めているので、本当に感謝したいし、これからも妻のために頑張りたい」

―独立リーグの選手にも明るい光になる

「やっぱり、独立リーグでやっている時は未来がわからないというか。お先真っ暗というところから、何とか光を探しながらやってきたところもあるので。もちろん、今戦っている選手もそういう気持ちの選手もいると思うので、少しでも光になれるように。目指したいと思ってもらえるような選手になりたいです。独立リーグに限らず、子どもにも目指したいと思ってもらえる選手になりたい」

―今後目指すところは

「1年間戦ったことがないので、まずはそこ。経験がないので、本当に一番ガツガツいくだけかなと思っているので。また経験をして、来年どうするか考えながら、一歩ずつ進んでいきたい。今のスタイルを変えず、相手に向かっていく投球をしていければと思います」

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