打った!投げた!青柳の大活躍で開幕戦以来の2勝目

打った!投げた!青柳の大活躍で開幕戦以来の2勝目

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注目の首位攻防戦、第1戦は先発の青柳が自らのタイムリー打で先制し、投げては8回まで1失点と好投、開幕戦以来の白星をもぎ取りました。サトテルの豪快な1発、近本やノイジーの好守と好守がっちり噛み合っての勝利で、3タテ首位奪取へ弾みをつけました!

阪神・青柳晃洋が開幕戦以来の白星 八回途中まで力投&自ら逆転2点タイムリー二塁打
サンケイスポーツより)

(セ・リーグ、阪神6-3DeNA、6回戦、阪神4勝2敗、12日、甲子園)阪神は首位DeNAに6-3で快勝し、1ゲーム差に迫った。先発の青柳晃洋投手(29)が八回途中3失点と粘投。二回には自ら逆転2点二塁打を放ち、開幕戦以来の2勝目を挙げた。貯金を今季最多タイの5とし、13日もDeNAに勝てば、4月22日以来21日ぶりに首位に並ぶ。

マウンドを降りるときに耳にしたファンからの大きな拍手で少しだけ肩の荷が軽くなった。苦しかった1カ月半に終止符を打てるのは自分自身以外にいなかった。青柳は投げては八回途中まで力投し、打っては逆転打を放つ二刀流の活躍で復活星をもぎ取った。

「ある程度ボール自体はよかったと思うので、そうですね、いい感じで投げられたかな」

一回は先頭の佐野に許した四球から1死二塁のピンチを招き、神里の中前打であっさりと先制点を献上。「本当に緊張していた。また失点してしまってどうしようと思った」と不安に駆られたが、それを振り払ったのもまた、青柳だった。

二回2死一、二塁で打席に立つと、同学年の相手エース今永の低めの直球を迷わず振り抜き、三塁線を破った。「チームに貢献したい一心で振ったらいいところに飛んでくれた」。逆転の2点二塁打で打線に火をつけると、その後も連続でタイムリーが飛び出してリードが広がった。

快音を響かせた後はマウンドでリズムを取り戻した。「点差もあったので、大胆にいくことはできた」。打たせて取る本来の投球スタイルが蘇った。八回に1死一、二塁のピンチを招いたところで交代が告げられ、2番手・加治屋が走者をかえされて3失点となったが、開幕戦の3月31日以来の白星。魂の120球が結実した。

岡田監督は「自分のリズムでストライクに投げ込んでいくというスタイルをもう一回思い出さなアカンわな」と辛口だったが、それは期待の裏返し。ここから挽回してくれると信じているからこその言葉だった。

4月14日のDeNA戦(横浜)から3連敗。制球が乱れ、ストライクを狙った球をことごとくはじき返された。「勝っていないというのが自信をなくしたのかな」。エースとしてチームを勝たせないといけないという責任感、重圧…。知らず知らずのうちに余計な力が入り、フォームにズレが生じた。

どんなに打ちのめされようとも「ユニホームを脱いだら、いつも野球のことは忘れています。一般人ですよ」と自宅に帰ればスイッチは必ずオフにする。そんな時間があるから、グラウンドで自分自身と向き合うことに集中できた。

青柳の投打の活躍があって虎は首位攻防の初戦を制し、ゲーム差は「1」。貯金も今季最多タイの「5」となり、勢いは増すばかりだ。

「チームの勝利に貢献できたのはうれしい。また次もこういうピッチングを続けられたら」

虎の悲願の〝アレ〟のためには背番号「17」は欠かせない。投の主役の完全復活はもうすぐそこだ。

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