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リリーフ起用の藤浪、勝利呼び込む好投!

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シーズン終盤、総力戦として積極継投の策を取ったタイガースにとって、藤浪の快投はチームに勢いをもたらす100点満点の内容でした。崖っぷちの戦いが続きますが、この調子で相手打線をねじ伏せてほしいですね。残り試合、すべて勝つ!!

【中西清起】阪神佐藤輝明の1発呼び込んだ藤藤浪晋太郎の快投 縦振りフォーム安定で制球アップ
日刊スポーツより)

<広島3-7阪神>◇23日◇マツダスタジアム

2点差に追い上げられた嫌な流れを断ったのは佐藤輝の2ラン、そして藤浪の快投だ。特に藤浪は重圧のかかる場面で、しかも3カ月ぶりのリリーフ登板だったが終始、落ち着き払っていた。登板した5回裏は先頭羽月に四球を出しても慌てる様子がなかった。150キロ台後半の真っすぐを思うようにコントロールできるようになった自信が、表情にもあふれていた。この日はスプリットとのコンビネーションが抜群。さあ逆転するぞと勢いづいていた広島打線を力でねじ伏せて、6回表の佐藤輝の1発を呼び込んだともいえる。

縦振りになったフォームの安定が、制球力アップの要因だろう。得意なのはスライダーやカットボールだが、横に滑らそう、曲げようとするほど、腕が横振りになってコントロールが難しくなる。でも軸の変化球を縦に落とすスプリットやフォークにすることで、自然と腕も縦振りになる。8月初旬に1軍の先発に戻ってから、このスタイルを継続し、課題だった抜け球も減らしている。この日は短いイニング勝負もあってか、スライダーやカットボールを使わず、縦変化で押し切った。意図的に横の変化球を減らすことで、安定した投球につながっている。

もう1つも落とせない大事な局面で、ベンチも才木のデキを考えて早め早めの積極継投に出た。ジョーカー役の藤浪を中心に良いリレーで勝ち切った。ただし、2年連続開幕投手も務めた藤浪は本来、こういうところで投げる投手ではない。年間を通して先発で投げてほしいし、それだけのポテンシャルがある投手だ。

いずれにしても逆転3位の可能性がある残り3試合は、救援でこの日のように流れを断つ役割が期待される。打者を圧倒できる爆発力があるから流れを変えられる。CS争いは試合数も多い巨人の優位は変わらない。勝ち続けてプレッシャーをかけ続けるしかない。

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