リーグ随一のトップバッターとして38年ぶり日本一に大きく貢献した近本選手が、1億5000万円UPとなる3億超えで契約更改を行いました。あのイチロー選手超えとなる数字からも、球団から来季への期待値の大きさがひしひしと伝わりますね。
近本光司3・2億更改、生涯タテジマ約束?「これから先、タイガースかどうかは…」
(日刊スポーツより)
阪神近本光司外野手(29)が、スーパースターを超える年俸を手にした。9日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改。今季の1億7000万円から1億5000万円増の3億2000万円でサインした。6年目の3億円到達は球界9人目の最速タイ。外野手では史上初で97年イチロー、21年吉田正(ともにオリックス)の2億8000万円を上回る最高額だ。38年ぶりの日本一をけん引した1番打者が、虎の黄金期到来を宣言した。(金額は推定)
近本が笑顔で契約更改を終えた。あのイチローらをしのぎ、外野手で最速の3億円到達。6年目で年俸3億円に達したのはダルビッシュ(日本ハム)、山本由伸(オリックス)ら「超」がつくスターばかりだ。額を見た感想は「あ、ありがとうございます、って感じです」。18年ぶりのリーグ制覇、38年ぶりの日本一を成し遂げ、バラ色のオフをかみしめた。
大阪ガスで社会人経験もある29歳。大金の使い道を問われ「賞金だったら使えますけど。給料ってあんまり使えないでしょ? ボーナスは使えますけど」とサラリーマン感覚で表現した。「税金がすごい高いんで。自分の口座には、あんまりたまっていかない。全然金ねえな、と」。プロ野球選手のリアルをぶっちゃけ、笑いも誘った。
球団からは「連覇できる」と背中を押された。「僕もそう思う」と同意し「これから先、連覇できるだろうし。ちょっとは…ちょっとはじゃないな、強い時期は続くんじゃないかと思う」と黄金期到来を宣言。それには「個々の能力が上がっていかないと。監督の力じゃなくて。個々の能力は本当にまだまだ」と強調した。不動の「1番中堅」として盗塁王に輝き、3年連続のゴールデングラブ賞&ベストナインを受賞。それでも高みだけを見据える。
契約更改交渉は1時間超に及んだが「交渉とかないっすよ(笑い)。野球の話なんて5分。その後は本部長とチームについて話してました」。関学大の先輩でもある嶌村球団本部長と球団の未来について、毎年恒例となりつつある熱いトークを交わした。
「これから先、タイガースかどうかは…。うそっすけど」とちゃめっ気たっぷりに笑い「『タイガースでずっと引っ張っていってくれ』って言われたので『はい』って言いました」と固い約束を交わしたことも明かした。強い虎に近本は不可欠。球団初の連覇へ、その背中にみんながついていく。
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