この男がやってくれました。先発の青柳が粘り強く相手打線を抑え、満塁の好機で決勝点となる2点タイムリー。後半は湯浅など磐石のリリーフ陣が守り切り、嬉しい先勝となりました。クライマックスシリーズは超短期決戦ですから、初戦を奪った意味は大きいですね。
阪神・近本“CS仕様”の喜び大爆発 満塁男は健在です！苦手の今永攻略V撃
（スポーツニッポンより）
阪神・近本は手をたたいて喜びを爆発させた。0―0の5回1死満塁。カウント2―1から今永の直球をとらえると、白球は中前ではずんだ。決勝打となる先制の2点打。今季のレギュラーシーズンでは12打数1安打に抑えこまれた左腕に対し、きっちりと借りを返した。
「ヤギ（青柳）さんが抑えているからとかではなくて、ただ打つだけでした。（喜び方は）CS仕様です（笑い）」
満塁男の本領を発揮した。青柳の右前打から始まった絶好機。シンプル思考で、自身の役割を果たすことに集中した。これで今季のレギュラーシーズンと合わせ、満塁では8打数5安打10打点の打率・625。抜群の勝負強さが光る。
自主トレを行う鹿児島県・沖永良部島の子どもたちから、CS直前に手紙が届いた。8月24日のDeNA戦では、同島の小学生11人を社会体験プロジェクトの一環として招待。手紙には感謝の思いとともに、ポストシーズンに臨む近本に対する激励のメッセージが記されていた。
「今後も乗って行けるようにといっても、（ファーストステージは）あと2試合しかないので、とにかく勝てるように。勝つための準備をしっかりしていきたい」
開幕前日会見では、同学年で同じ3番打者のDeNA・佐野に対しライバル心をのぞかせたが、まずは先勝。リーグ3位からの下克上に向け、近本は手綱を緩めることなく、ファイナルSへと突き進む。
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