今季大躍進のカギとなったのは攻守の「四球」

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投手陣は不用意な四球を出さない事。そして打者は選球眼を磨いて「好球必打」に徹する事。簡単なようでいて、これまでできなかった野球を体現できるようになりました。岡田野球のキーポイントとなった攻守の「四球」。ポストシーズンではどう影響するでしょうか。

セで突出する阪神、独走裏付ける“2つの根拠” 打撃が劇的進化…岡田監督の緻密な野球
Full-Countより)

驚異の強さでセ・リーグ独走の阪神、マジックは遂に「5」に

 18年ぶり悲願の“アレ”に向けてマジックを「5」とした阪神。今季は投打ともに傑出した数字を残している。チーム防御率はリーグ唯一の2点台となる「2.65」を記録。打率は同3位(.248)ながら、得点数は12球団トップだ。好調を支える要因の一つは「四球」の数。マウンドでは無駄な走者を出さず、打席では選球眼が向上して塁に出る確率が飛躍的に増した。(数字は10日終了時)

 リーグ屈指の実力を誇る投手陣は今年も健在で、安定した成績が首位独走を支えている。セイバーメトリクスを用いて分析などを行う株式会社DELTAのデータによると、与四球は昨季もリーグ最小の「288」だったが、今季もここまで「273」と、6球団で唯一300を切っている。9イニング平均だと昨季は「2.01」で、今季は「2.18」と、無駄な走者を背負う場面が少ないことがわかる。

 特筆すべきは打撃陣の変化か。昨季は「358」でリーグ2位だったが、今年はすでに「450」と急増している。リーグで400以上は阪神のみで、2位ヤクルト(397)にも50以上の差をつけている。出塁率もその分向上して.301から.325に変化。総得点も前年の「489」を上回る「495」となり、塁に出る機会が増えただけでなく、しっかりと生還させていることがうかがえる。

 ここまで77勝44敗4分けで、勝率は驚異の.636。圧倒的な力でリーグを支配しているが、その強さを岡田彰布監督が植え付けた“緻密さ”が裏付けている。投打ともに隙のない野球を見せる阪神がこのままリーグ優勝、CS、日本シリーズと駆け抜けていくのか。終盤戦の戦いから目が離せない。

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