おまたせ1号!主砲・大山がバックスクリーンへ大アーチ

おまたせ1号!主砲・大山がバックスクリーンへ大アーチ

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これまでの拙攻がウソのような猛攻で、今季初の4連勝。不調続きだった4番の大山選手にも待望の第1号HRが飛び出し、週末の甲子園はお祭り騒ぎとなりました。いよいよエンジン全開で貯金生活へ。勝って勝って勝ちまくりまっせ!

阪神・大山悠輔、全世界の虎党が待っていた4番の輝く姿 今季75打席目で架けた1号アーチ
サンケイスポーツより)

(セ・リーグ、阪神7-0中日、4回戦、阪神2勝1敗1分、19日、甲子園)美しい放物線がバックスクリーンに向かって伸びる。チームも虎党も待っていた。苦しみ抜いた先につかんだ確かな手応え。阪神・大山悠輔内野手(29)が大歓声が包む甲子園のダイヤモンドを周った。

「よかったですけど、いつも(チームに)助けられてしかいなかったので。少しはかえせたのかなと思いますけど、まだまだだと思います」

誰よりも責任感の強い4番は表情を緩めなかった。それでも、ベンチをスタンドを笑顔に変えた一発が五回に生まれた。カウント3-1から、福谷の150キロ直球を振り抜く。豪快なフォロースルーから放たれた白球は甲子園の夜空を彩った。開幕から自己ワーストの74打席連続ノーアーチ。75打席目にして、ようやく架かった1号ソロに誰もが酔いしれた。

今季は開幕直前のオープン戦を下半身の張りで欠場。その影響もあってか、シーズンに入ってからも満足のいく打席を送れなかった。それでも、試合に出続けるのが虎の4番の宿命であり、使命。歯を食いしばり、踏ん張ってグラウンドに立ち続けた。代名詞にもなった全力疾走を怠ったこともない。

春の寒さが過ぎ去り、汗ばむ陽気に包まれるようになったことで、復調の兆しも見えた。じっと大山を見続けた今岡1軍打撃コーチは「下半身を使ってタイミングで打つタイプ。張りの影響で持ち味が出ていなかったけど、暖かくなってきて、修正できるようになってきた」と振り返る。

ようやく訪れた〝開花〟のきっかけを逃さぬように、大山自身も試行錯誤を繰り返した。この日の打席では足の上げ方を変えた。1号ソロに加えて二回の第1打席は先制の口火を斬る左前打、七回には右前打を放って今季初の猛打賞をマークした。岡田監督も「本人が一番気持ち的にも吹っ切れて、明日からもっと楽に打席立てるんじゃないですか」と目を細めた。長いトンネルを抜けたいま、大山はまたチームのために戦う。

「今度は少しでも自分が(チームを)助けられるようにしたい。チームが勝つことが一番なので、またあした準備して試合があるのでやっていきたい」

復活した猛虎打線の中心に大山が座る。頼もしい虎の4番が帰ってきた。

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