“阪急改革”の影響は如何に?杉山新オーナー就任

“阪急改革”の影響は如何に?杉山新オーナー就任

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阪急阪神HDとして、もちろんタイガースを強くしたいという思いに変わりはないはずです。それにしても、球団史上初めて阪急サイドのオーナーが誕生したことで、何か化学反応が生まれるかもしれません。「阪急タイガース」にはならないとは思いますが・・・。

阪神がついに“阪急タイガース”に! 裏にはあの人の存在? 「そらそうよ」
文春オンラインより)

阪神が激震に見舞われている。12月10日の『スポニチ』が、阪神電鉄会長の藤原崇起オーナーが退任し、阪急阪神ホールディングス(HD)の杉山健博社長(64)がオーナーに就任すると報じたのだ。球団創設以来、阪急出身者がオーナーになるのは初めてだ。

杉山氏は東大法学部から1982年に阪急に入社。

「若い頃は現場で駅員・車掌と酒を酌み交わし、信頼関係を築いた。仕事熱心で始発出勤、終電帰宅も日常。神戸電鉄社長を経て、2017年に阪急阪神HD社長に就いた」(阪急関係者)

その杉山氏を「慎重かつ胆力があり、優秀な後輩」と評していたのが、阪急阪神HDの角和夫会長である。

「今回は阪急出身の角会長が主導したと見られています。角会長が杉山氏を評価していたのが06年の阪神との統合交渉です。村上ファンドに狙われた阪神に、ホワイトナイトとして手を差し伸べた阪急。水と油の両社の交渉を、担当役員として進めたのが杉山氏でした。今や新卒採用もHD一括で行うなど、両社の垣根は低くなった」(運動部記者)

「野球は阪神」の不文律はなぜ崩れたのか

ただ、統合当時のNPBへの提出書類には球団運営は阪神が行う旨が書かれたという。オーナーは阪神の会長・社長が就くのが不文律。実際、角会長も昨年正月の共同通信のインタビューでは「野球は阪神(電鉄)がやる」と答えていた。

「潮目が変わったのが岡田彰布さんの監督就任でした」

そう語るのは、阪神球団関係者だ。

「球団幹部は常々『阪急には球団を絶対渡したくない』と語っており、これまでは阪神電鉄の秦雅夫社長が次期オーナーに就き、その後は谷本修球団オーナー代行が有力視されていました。二人は京大の先輩後輩です。そして今夏、次期監督は阪神球団内では、平田勝男二軍監督の昇格で一本化された。しかし、最終的には角会長と同じ早稲田大出身の岡田さんが再登板することになったのです」(同前)

監督人事を巡っては、メディアに「阪急や角の話を書くな!」と言い放った幹部もいたほど、球団の阪急アレルギーは強かったという。だが岡田監督就任で阪急色が強まり、今回のオーナー人事で、“阪急タイガース”が完成した。

「来春の人事で球団役員の異動がある可能性は高い。数字もこれまでより求められる。観客動員数アップだけでなく、不採算事業はシビアに見られるでしょう。野球教室などの野球振興事業や、総工費約100億円の二軍本拠地の尼崎移転計画などにメスが入るのではと囁かれている」(球団OB)

最近、岡田監督の口癖、「そらそうよ」を商標登録申請した阪神だが、これも阪急改革の一つなのか。

 

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