前日の壮絶な撃ち合いから一転、渋い守備戦となったこの試合をモノにしたのはタイガースでした。1軍スタメン復帰したばかりのルーキー・森下選手が9回裏2アウトのチャンスに値千金のサヨナラタイムリー!今季最多となった大観衆が熱狂しました!
阪神・岡田彰布監督、サヨナラ打の森下翔太について聞かれ「どっちの森下? 分からへんやろ、森下て」秘蔵っ子の劇打で饒舌に…
(サンケイスポーツより)
(セ・リーグ、阪神1xー0広島、8回戦、阪神5勝3敗、20日、甲子園)
阪神が今季最多4万2598人の観衆の前で、4度目のサヨナラ勝ち。九回2死一、二塁で、「6番・右翼」でスタメンに復帰したD1位・森下翔太外野手(22)=中大=が広島・森下暢仁投手(25)から、自身24打席ぶりの安打を左前に運んで、決着をつけた。2死無走者から大山悠輔内野手(28)が二塁打、佐藤輝明内野手(24)が申告敬遠で、森下が決めた。球団の新人サヨナラ打は2019年7月20日のヤクルト戦(甲子園)での近本光司外野手(28)の犠飛以来。大竹耕太郎投手(27)は7回無失点ながら、球団記録に並ぶ開幕6連勝は次回に持ち越し。九回に登板した岩崎優投手(31)が2勝目(5セーブ)を挙げた。
貯金を再び「10」とした岡田彰布監督(65)の主な一問一答は以下の通り(成績=24勝14敗1分、観衆=4万2598人)。
ーー大竹はどう見ていたか
「結果はゼロに抑えているんで、広島は3回目なんでね。相手も相当研究して、今日は初回からすごく粘られたり、研究をしてると思うんだけど。調子も普通と思うんだけど、ランナーを出しても、うまく0点に抑えていく投球術は、さすがですね。やっぱりね」
ーー99球での交代
「いやもう、それは迷わずです」
★囲み編
ーー森下ですけど
「どっちの森下? 分からへんやろ、森下て(笑)」
ーー虎の森下ですけど
「虎の森下て」
ーースタメンを決めたのは
「2戦目、森下。広島の森下やからや。鳴尾で森下からヒットも打ってる(4月27日の2軍戦で1安打)。名古屋行く前に見てるから、いい感じというか、1年目やから、初めてのピッチャーとも合うわけやけど、2軍でも対戦経験があるわけやから、最初からそらもう森下、うん」
ーー2軍で変わった部分は
「バットが出るようなったやんか。1軍降りる時、見送り三振ばっかりでバットが出ないのがあったけど、名古屋の試合でもバットが出るし、今日の1打席目のレフトフライ見て、タイミング合うなあ思てた」
ーー最後は初球を仕留めた
「初球からバットが出るいうことやろな。1軍で悪なってる時は、初球見逃してしまうやんか。打とうとするんやなしに、自然に反応してるんやろな。バットが出てヒットになる可能性のある甘いボールに対して」
ーー19日の試合後、『明日が大事』と言っていた
「昨日も今日も、どっちが勝っても、おかしくない展開で、1勝1敗やけど。昨日負けたんだから、そういう意味では今日の勝ちはそら、すごく大きいと思う。森下も明日気分良く行けるし、一番大きいのは才木やで。久しぶりに投げるわけやから、今日負けてなあ、自分で負けたら3連敗とかなると、プレッシャーはかかるしな。勝ったことによって、明日負けていいわけじゃないけど、気分的にはだいぶ違うよ、別に負けてもいいんやけどな、明日(笑)。負けてもどうってことないやんか。今日ひとつ勝ったことによって、気持ち的にはすごく楽になるってことやから」
ーー6番でいい悩み
「まだ1人に決められんし。なあ、来週過ぎたら、(30日から)交流戦でDHとかもあるからな。1人でも調子のいいバッターがいてる方がいいよ」
ーー森下は良かった
「森下は良かった。久しぶりに良かったよなあ。でも九回は来ると思わんかったけどなあ。逆に、ひょっとしたらと思うたなあ、やっぱりな」
ーー新井監督が
「アレは、九回はきついで。おーん」
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