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6年ぶり4番起用の原口が期待に応える3ラン!

6年ぶり4番起用の原口が期待に応える3ラン!

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不調のテルが抜け、そして大山までもがスタメンから落ちた打線を活性化させたのは、実に6年ぶりに4番起用された“代打の切り札”原口選手でした。大病からのカムバックを成し遂げ、野球ファンだけではなくたくさんの方々に夢と希望を届けてくれる豪快な3ランで決着!最高の一夜となりました。

4番原口文仁4打点「勢いつける勝ち方」岡田監督「1軍いる限り戦力」打線大改造で大勝
日刊スポーツより)

<中日4-9阪神>◇16日◇バンテリンドーム

打線大改造で9得点! 阪神が新打順で2連勝を飾り、首位に返り咲いた。6年ぶりに4番先発した原口文仁内野手(32)が、今季1号3ランを放つなど自身8年ぶりの4打点。打撃不振に苦しむ大山悠輔内野手(29)を昨季からの第2次岡田政権192試合目(CS、日本シリーズも含む)で初めてスタメンから外すなど、岡田彰布監督(66)が大ナタを振るった一戦に大勝した。巨人を勝率で上回り、今季20勝目到達で12日以来の首位に立った。

原口に迷いはなかった。ジャストミートした打球は大きな弧を描いて虎党が待つ左翼席に飛び込んだ。

「一振りで仕留めることができました。自分のスイングをするだけだった。その結果です。いいホームランだったと思います」

6回、リードを再び7点に広げ、事実上決着をつけた3ラン。直前に西勇が2失点し、中日に反撃ムードが流れていた。まさに「4番」の一撃だ。初回には1死二、三塁から三塁のグラブをはじく先制の内野ゴロ(失策)で今季初打点。大量9得点の先陣を切った。これが決勝点になった。

今年も代打の切り札で控える男が、突然4番に指名された。不振の大山が、岡田監督が再登板した昨季から初めて先発を外れた。前日の佐藤輝2軍降格に続き、主軸が欠けた。チーム力が問われる1日。原口は「本当、そういう時に勝てたことが一番だと思う。また、勢いをつける勝ち方ができた」と胸を張った。

岡田監督は「勝つためにメンバー変えてるんやから。1軍にいてる限りは戦力なわけやから。今、調子ええもんを使てるいうかな」と大胆に見える抜てき理由をこともなげに話した。

「今年はひと区切りを迎えてのスタートです」。もう定期健診に行かなくてもいい。今年1月、大腸がんの完治を告げられた。「人生の新しい出発点だった」と振り返るショックから5年。最後の日は診察室の扉を開ける手が緊張で震えた。すぐに夫人に報告した。5年間、一番近くで支えてくれた。気分が落ち込まないよう常に自然体で、野球に集中させてくれた。

3人の愛娘のパパ。開幕戦は東京ドームで全員で観戦。埼玉の実家への帰省も兼ねて、春休みのにぎやかな家族旅行になった。長女は4月から小学生。元気にランドセルを背負って登校する姿がうれしい。

強い使命感もある。「プロ野球選手として、自分にできることがある。阪神という球団にいる影響力を感じる。僕の頑張りが、周りの人にプラスになると思えた」。病気と闘う人たちの希望になることが、大きなモチベーションだ。

準備の難しさを問われ「そこはいつも変わらずなので。出た時にそうやって結果をね。なんとか1本と思っていたので」。代打でも先発でも変わらない。研ぎ澄まされた原口の集中力は、やはり強かった。

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