石井大智が39試合連続無失点記録を達成!

石井大智が39試合連続無失点記録を達成!

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マツダスタジアムで開催された阪神vs広島戦。先発を務めた高橋遥人投手(29)は5回まで無失点の投球を披露し、7回69球、4安打無失点で今季2勝目を手に入れた。この安定した高橋の投球が、中継ぎ陣への流れをスムーズに繋ぐ原動力となった。

8回、セットアッパーの及川雅貴投手(24)が登板。相手打線を三者凡退に斬り、これで自身は14試合連続無失点となる。リリーフ陣の中核として存在感を示しながら、次につなぐ安定感を保った。

そして9回、クローザーとしてマウンドに上がったのは今や守護神として定着した感のある石井大智投手(28)だ。ここで高橋の好投と強力な中継ぎ陣に支えられつつ、石井は見事に1イニングを無失点で締め、39試合連続無失点を達成。これはプロ野球タイの偉業であり、セ・リーグ新記録である。過去に西武・平良海馬投手(25)がマークした39試合連続無失点に並び、阪神伝統の守護神・藤川球児監督が38試合連続無失点で保持していた記録を本人を交えて更新したという、まさに快挙である。石井の謙虚なコメントが印象に残る。

「投げているときは記録のことは考えていなかったが、監督と写真を撮っている時に実感が湧いた。素直に喜びたいです」。さらに、「(藤川監督の数字とは)比較にならないです。自分は頭部直撃があって時間が空いた分、肩肘の回復期間があった。1年間通して続けるのが難しい。全然、監督には及ばないです」と、藤川監督に対して最大限の敬意を払った。

試合中盤から終盤にかけて、チームの要がしっかりと機能したこの試合。攻撃面では、犠牲フライと相手の暴投によりしぶとく2点を奪い、高橋を援護した。さらに、6回2死二塁の危機場面では、中村奨を左前に許したものの、左翼・高寺と遊撃・小幡の見事な連携で本塁タッチアウトを演出する。堅守が光る場面であり、守備力の高さが随所に勝敗を左右したと言える。

藤川監督も、「高橋が本当に頑張ってくれた。素晴らしかった」「うちのレフトの守備の良さは非常に大事。いいところで出た」「ただ単純に、日々を丁寧にやっているから」と選手たちの努力と日頃の取り組みに対し賞賛を惜しまなかった。やはり勝利は、監督の言うとおり“日々を丁寧に”積み重ねてきた結果なのだろう。

石井の記録はもちろん、チームとしての総合力が結実した試合でもあった。高橋の抑え、及川の安定したリリーフ、そして石井の歴史的な快挙。そこには個人の力だけでなく、チームの一体感が感じられた。記録更新の陰には、それぞれの役割分担があり、それぞれが自分の役割を全うすることで、相乗効果がもたらされているように見える。

守備の美しさも光った。特に6回の無失点シーンは「熱盛」シーンであり、派手なホームランや長打こそないが、野球のダイナミズムと緻密さを感じさせる守備だった。まさに「守り勝った試合」の真骨頂といえる。

 

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試合を通じて感じるのは、阪神がチームとして非常にバランスが取れた状態にあるということ。先発投手の力、中継ぎ陣の安定、守備陣の堅実さ、そして最後にクローザーがしっかり締める。こうした構図は、強いチームの典型パターンでもある。

試合後のインタビューでは、石井の表情には満足と照れくささが入り混じっていた。「監督には及ばない」と謙遜しつつも、その表情からは記録を達成した誇りが滲んでいた。写真に納まった二人の姿には、先輩と後輩、尊敬と継承の関係が感じられ、ひとつの物語となったワンシーンとなった。

この結果により、阪神は今季24度目の完封勝利を飾り、さらに2位巨人の敗戦にも助けられ、リーグ優勝へのマジックは26となった。チームの勢いは止まる気配がなく、“投打と守備のバランスで勝つ”スタイルが着実に成果を出している。

今後、石井投手が40試合連続無失点という新たなプロ野球記録に挑むかどうかが注目されるが、その原動力となるのは「日々を丁寧にやる」姿勢と、チームの信頼関係であることに間違いはないだろう。高橋、及川、守備陣、そして指揮官の支えがある限り、阪神はまだまだ進化を止めない。

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