佐藤輝&坂本の連続弾で決着!伝統の一戦制す

佐藤輝&坂本の連続弾で決着!伝統の一戦制す

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東京ドームが静寂に包まれたまま、試合は延長戦へ突入した。
7月20日、セ・リーグ首位を走る阪神タイガースと、2位巨人との伝統の一戦。この日も両軍は息詰まる投手戦を展開し、互いに一歩も譲らぬ攻防が繰り広げられた。特に両先発、阪神村上頌樹と巨人・山崎伊織が共に6イニングを零封し、スコアは0―0のまま11回へ突入した。

投手陣が踏ん張った守りの応酬は、まさに火花を散らす熱闘だった。阪神の“村神様”こと村上は、初回からフィニッシュまでテンポよく打たせて取り、6回2安打無失点の好投。69球という省エネピッチングで白星を逃した格好だが、勝利への土台はしっかり築いた。

阪神打線は巨人先発・山崎の前に沈黙。7回、大山悠輔の先制機などを作りながら最後一本が出ず、糸原や高寺が好機を逸した。その一方で巨人も超強力阪神の先発を打ち崩せない。両エース級投手がぶつかる度に、スタンドには緊張感が充満していった。

そして試合は延長戦に突入し迎えた11回、阪神は巨人5番手・船迫を迎え撃った。ここからが運命の幕開けだ。まず一死から森下暢仁が四球を選び出塁。ここで打席には主砲・佐藤輝明。カウント2‑1から放たれた船迫のカットボールを見事に捉え、右中間スタンドへ放り込む25号2ラン!打った瞬間、誰もがそれが均衡を破る特大弾だと認識した。自身キャリア最多となる一発を劇的な場面で叩き込んだことに、虎キチ達の大歓声がドーム内を震わせた

阪神の勢いはこれだけでは終わらない。なおも1死一塁のチャンスは続き、続く坂本誠志郎が打席に立つ。カウント2‑0からの船迫のスライダーを捉え、左翼席へ伸びやかに運ぶ2号2ラン。これで試合は4−0。阪神は恐るべき連続アーチで勝負を決めた。坂本にとっては6年ぶりのシーズン複数本塁打となる貴重な一撃だった。

 

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ベンチでそれぞれのヒーローを迎えたチームナイン。「めったにないことなんで。みんな盛り上がってくれてうれしいです」と坂本は振り返る。森下や近本らのハイタッチや抱擁に包まれた一夜、虎党は歓喜に沸いた。この土壇場で主軸二人が並び立った姿は、首位阪神の強さと底力を象徴していた。

一方で巨人の船迫大雅は延長11回にまさかの連発被弾。特に佐藤輝に続けざまに被弾したことで勢いを与え、戦局を決定づけてしまった。これがこのカードにおける巨人の弱さを炙り出したようにも映る。

試合後、阪神・藤川球児監督は采配について、「バッテリー心理はわかるんですけど、こちらからの決断です」と語り、特に申告敬遠などで勝負の流れについては細心の注意を払ったことを示した。それだけに、村上‑坂本バッテリーへの信頼の厚さもうかがえる発言だった。

この勝利により、阪神は球宴前の巨人戦でついに勝ち越しを決定。セ・リーグの優勝争いでトップに立つ阪神は、巨人との差を一層広げる結果となった。一方の巨人は今季最大の「10ゲーム差」へと突き放された形となり、巻き返しへの課題は山積みだ。

この試合のキーマンは、やはり佐藤輝明だ。25号の劇的弾は、まさに首位阪神を引っ張る主砲としての責務と覚悟の表れだった。加えて、打線のつながりを象徴した坂本の「ダメ押し弾」は、チーム全体に勝利への自信と勢いをもたらす決定打となった。

また、投手陣の奮戦も光った。先発・村上の好投に加え、継投陣も6回以降無失点で締めくくり、最後まで集中を切らさなかった。これまで課題とされてきた継投やリリーフ陣の踏ん張りが随所に見られたことで、チームとしての総合力が一段と向上したようにも映る。

巨人相手に強さを見せつけたこの試合は、首位阪神のポテンシャルとメンタルの強さを改めて証明した一戦であった。延長11回、二者連続本塁打によって勝敗を決めたこの劇的幕切れは、虎キチにとって忘れられない夏の一夜となるだろう。

両軍は翌日以降も熾烈な戦いを続けることになるが、阪神はこの日を皮切りにさらなる勢いに乗る可能性が高い。巨人は再起へ、まずは攻撃陣の再構築と、継投の安定が求められる。プロ野球夏本番、セ・リーグ首位争いはますます白熱する―。

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