“大雨降太郎”、マツダでは無敵―6回1失点で5勝目!

“大雨降太郎”、マツダでは無敵―6回1失点で5勝目!

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7月9日、マツダスタジアムで繰り広げられたセ・リーグ公式戦、阪神タイガース対広島東洋カープ。試合の主軸は、まさに“大雨降太郎”こと阪神先発の大竹耕太郎投手(30)。試合直前に突然の激しい雨に見舞われる中、「雨が降った時点でもう今日は俺の日だなって思って…ポジティブに転換していった」と語ったように、この不可思議な天候さえ味方につけたかに見える完投ペースの快投で、独走優勝に向けてその存在感をまざまざと示した。

走者を許すも要所を締める抜群の投球術。初回から丁寧なコントロールでリズムを作り、2回先頭の佐藤輝明のソロで先制した直後の2回裏に1点を返されたものの、大崩れせず最小失点で切り抜ける。大竹は3回以降も冷静そのもので、84球を投じた6回途中までわずか1失点に抑え、勝利投手の権利を手中に収めた

大竹の“鯉キラー”ぶりは本物。今季対広島戦は3戦3勝、しかもマツダスタジアムでは通算登板9試合で8勝、対広島通算12戦11勝1敗という圧倒的な相性を誇る。その数字が、勝負強さと安定感を物語る

だが六回に入ると、この試合最大の危機を迎える。2死二塁からファビアン、小園に連続安打を浴び、ベンチから交代を告げられる。本人も「想定外の交代」と述べるほど、ダグアウトに戻った大竹の表情には神妙なものがあったという。藤川球児監督も「余力を残していたが、タイミングを重視した」と意図を説明した。

 

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今回の先発前日、大竹は“夏バテ”対策としてステーキ450gを昼食に摂り、体調万全で臨んでいたというエピソードも話題に。記者陣に「余裕でした」と語る姿に、頼もしさがうかがえた。さらに試合直前に降り始めた雨も“大竹の日”と捉え、普段の努力に加えて精神面でも準備が整っていたことが伺える。

攻撃陣も大竹の好投に呼応。佐藤輝の22号ソロをはじめ、要所で得点を重ねた打線も冴えわたっていた。広島は2回の坂倉、菊池による連続二塁打で粘りを見せたが、その後の攻撃がかみ合わず、1点止まり。6回、無死一塁でヒットエンドランを仕掛けるなど意地の攻撃を試みたが、湯浅登板後に三振で斬られ、その後のチャンスも逸した

リリーフ陣も着実にゲームを締め、6回途中から登板した湯浅、その後の及川、石井、そして岩崎がピンチを乗り切り、最後は試合を3-1で締め括った。大竹はリリーフの好連携への感謝も忘れず、「チームで作った勝利」と前置きしつつも「先発として流れをつくれた」と胸を張ったに違いない。

この日の勝利で阪神は2試合連続3連敗阻止のカードを締め、10連勝で首位の座を固めるとともに、チーム全体の勢いも加速。大竹のピッチングがその原動力となった。相性のいい球場で気分良く投げられた事も大きかっただろう。

独走態勢をますます確かなものとした阪神。マウンドに立ち続ける“大竹劇場”は、今後も要注目であ

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