熱投・甲子園!村上が8回5安打1失点の力投も延長10回惜敗・・・

熱投・甲子園!村上が8回5安打1失点の力投も延長10回惜敗・・・

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6月20日、甲子園球場で行われた阪神タイガース対福岡ソフトバンクホークスのセ・パ交流戦。注目の先発マウンドに上がったのは、阪神の若きエース・村上頌樹投手(26)だ。公式戦ソフトバンク初登板となったこの試合で、彼は持ち前の制球力とテンポの良さを存分に発揮し、「勝つ」雰囲気の中で試合を進めていく。村上は序盤から丁寧に低めに集め、8回まで5安打1失点、123球の熱投。交流戦で苦手とされてきたソフトバンク打線相手に、序盤の1失点以降は付け入る隙を与えなかった。山場は初回。先頭の周東に出塁を許すと、佐藤直、柳町の連打で一気に一死一、二塁。迎えた栗原の遊ゴロの間に先制点を献上したが、ここでも冷静に切り抜けた。続く二死一、三塁のピンチも角中~野村をセンターフライに抑え、若武者の落ち着いた投球が光った。中盤以降は球威・制球ともに安定し、防御率1点台を支える存在の片鱗を覗かせた。

打線は村上の好投に応え、5回に反撃。先頭近本がセンター前ヒットで出塁し、中野の連打で一、二塁。続く大山悠輔が強振から中前へタイムリーを放ち、1-1の同点に追いつく。大山はこれで3試合連続の適時打となり、打線の勢いをアピールした。しかし、投手戦のまま膠着状態が続き、試合は延長戦へともつれ込む。阪神は9回裏、二死三塁と絶好のサヨナラ機を迎えるも、得点には至らず。延長10回は及川が投げたが、惜しくも決勝点を許し1-2で惜敗。村上の渾身の投球も、チームを勝利に導くには至らなかった。

しかし、敗色濃厚な中で見せた村上の存在感は光るものがあった。8回裏にはスタンドから拍手が起きるなど、「試合をつくる存在感」が大きくなっていた。周囲からも「ソフトバンク戦での初登板とは思えない落ち着きぶりだ」「142キロ前後でも変化球とのコンビネーションで打者を的確に抑えていた」という評価が耳に入る。配球の妙と緩急を使った攻め、そして要所で内角を突く勇気――まさに新たな阪神のエース級の風格で投げ抜いた。球数は123とやや高めだったが、そこに至るまでのストイックさと、120球を超えても衰えない制球力には、成長の跡が色濃く見える。

一方で、課題も浮き彫りになった。初回の1点を奪われた場面では、制球に少し甘さが見えた。また延長10回の及川へのバトンパスは、村上自身の疲労も含め判断が難しく、今後は「リリーフ勝利パターンを見据えた継投采配」も求められるだろう。

この試合終了後、各スポーツ紙などでは「村上、交戦相手ソフトバンクに強さ証明」「阪神をけん引する“新たな柱”候補」として高評価の見出しが並んだ。中でも日刊スポーツは「序盤のピンチに動揺せず、終盤まで安定の投球。エースの片りん」と称えた。

阪神はこの敗戦で交流戦の連勝は2で止まったが、チーム状態は上向きだ。村上の好投がきっかけとなり、攻守連携が取りやすくなっているとの声も多い。投手陣全体が奮起し、打線も若手の活躍が散見される中、チームは再び上昇カーブを描く可能性が出てきた。

今後、村上の登板間隔や球数次第では、短期的なローテ調整が必要になるだろう。だが、この日見せた“甲子園で安心できる男”としての存在感は、阪神にとって貴重な財産だ。まだまだ伸びしろを残す伸び盛りの26歳が、次にどんな姿を見せてくれるか。ファンや首脳陣の期待も高まりつつある。個人としての自信回復、チームとしての再浮上――双方を目指す村上の今後に、プロ野球ファンの視線はますます集中する。

 

 

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