シーズン折り返し。森下翔太、豪快な一打と勝負強さでチームを牽引!

シーズン折り返し。森下翔太、豪快な一打と勝負強さでチームを牽引!

投稿者:

2025年シーズンも交流戦を終え、阪神タイガースは公式戦70試合を消化し、現在38勝30敗2分、勝率.559でセ・リーグ首位を快走している。打線の中軸を支えるのは、外野手で背番号1、2022年ドラフト1位の森下翔太(24)。今季ここまで打率.258、11本塁打、49打点――と数字の上でも十分だが、彼がクリーンナップの一角として見せている勝負強さ、存在感はそれ以上だ。

序盤戦の4~5月、森下は猛打賞・本塁打を含む連日の大爆発で“打点製造機”と化した。4月以降の月間成績では、打率.317、2本塁打、13打点という好スタートを切ると、5月には月間5本塁打・21打点を叩き出し、セ・リーグ「月間JERA AWARD」で阪神代表に選出された。これは月間ノミネート4回という異例の活躍が評価されての快挙である。

実際、5月5日の巨人戦では同点ソロ、連日の6日の巨人戦では2ラン含む計4打点、18日の広島戦ではタイムリー、27日の延長11回サヨナラ押し出し四球――まさに“ここぞの場面で決める”勝負強さを度々発揮し、鳥谷敬OBをして「印象としては相当打点を上げている」「ここで逆転できたらというところでの活躍が非常に目立っている」と唸らせた

5月6日の巨人戦では、初回に適時打、2回には2ランホームランと序盤から打線を引っ張り、チームを制圧する活躍も。才木投手の好投に応えて、2点の先制点を奪い、4‐0の試合展開を作り出した。さらに6月1日の広島戦では先制2ランを完璧なまでに捉え、その一撃を動画で何度もリプレイされるなど、ファン・メディア双方から盛んに称賛された。6月7日のオリックス戦でも、逆転3ランを放ち試合をひっくり返す一打を叩き込み、その瞬間が「試合をひっくり返した一打」として賞賛された

打率こそシーズンを通せば.258と落ち着くものの、得点圏では一線を画す存在。打率.300と高水準を維持し、80打席で24安打、5本塁打、37打点をマークしている。対右投手を得意とし、右打者ながら右腕相手に打率.275、OPS.747は上位クラス。逆に左腕への対戦成績で課題を抱えながらも、戦況を打開する一撃を見逃さない勝負強さは抜きん出ている。

打撃面だけでなく、身体能力、守備面でも評価は高い。182cm・93kgの恵まれた体格から繰り出される打球速度、広い守備範囲を誇り、いまや外野守備の要でもある。出塁率.332、長打率.415、OPS.747を残し、クリーンナップの一角ながら“つなぎ”も担える万能型だ

ただし、強靱なメンタルと熱意ゆえか、時折見せるヤンチャ行為―バット投げ―にOBから“喝”が入る場面もあった。5月27日のサヨナラ押し出し四球のあとにベンチにバットを投げ飛ばし、鳥谷OBから「バットは商売道具、大事に。相手に敬意を払うように」という指摘が飛んだ。若さゆえの激情とも取れるが、その点を制御し、チームの顔として成熟する事を求められているのは間違いない。

6月に入ってからは、チームとして交流戦で波に乗れない時期もあり、森下自身も4戦連続無安打と苦しい局面に陥っている。6月26日、スポーツ誌では「4戦連続で無安打中」と報じ、リーグ戦再開までに「自分の打撃ができる状態に持っていく」とコメントする彼の姿が印象的だった。自らのフォーム、タイミング、スイング軌道などを振り返り、再調整を図る姿勢にはプロとしての矜持が垣間見ることができる。

ペナントレースは、夏場以降も続く長丁場だ。その中で求められるのは、好調時は当然の如く華やかな活躍を維持し、不調時にもいかに意識を保ち、打席に立ち続けられるか。森下は5月にまさにこれを体現した。一方で、6月の停滞は次なる飛躍のための“踏み台”ともなりうる。彼がどのように打撃を修正し、再び火を吹くのか、虎キチのみならずNPBファン全体が注目している。

また、勝負どころでの一打を放つことは、チームの空気を変える力にもなる。近年の阪神は、序盤からリリーフ陣が苦しむ試合が目立つが、6回以降に森下の一撃が飛び出すと、味方投手陣もリズムを取り戻すという好循環が生まれている。打点を稼ぐ打者は、得点だけでなくその後の試合展開にも大きく影響を与える。今季49打点はリーグトップクラスであり、“点を取れば打者に流れが来る”という構図を作っている。

今後の展望としては、交流戦明けの7月以降、対左投手への対応、序盤戦でのランナー構築、そして集中打の維持が課題となろう。チームとしては上位争いに踏みとどまるため、森下には引き続きクリーンナップとしての打撃、更にはチームの精神的支柱としての役割が求められる。

若き大砲が打線の中心を張る姿は、阪神がこのままリーグ優勝へ向かう上で欠かせない。森下翔太の物語は、まだ始まったばかりだ。後半戦、彼の“起爆剤”となる一打一打が、阪神の勝負を決め、ファンを狂喜させることになるに違いない。

 

Tiktok動画はこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です