テル&熊谷の一発攻勢!岩崎→石井の新リレー完成でマジック6

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2025年9月2日、タイガースは敵地バンテリンドームでドラゴンズとの一戦に臨んだ。観客動員は36148人、試合時間は3時間18分に及ぶ激戦となった。セ・リーグ首位を独走状態の阪神タイガースは、この日の対戦相手であるセ・リーグ5位の中日ドラゴンズが唯一リーグ内で負け越している苦手意識のあるチーム。CSに向けて、そのマインドも払拭してしまいたい。

両先発投手は、阪神がエース格の村上頌樹、対する中日はマラー。序盤は互いに固い投球が続いたが、試合の均衡を破ったのは3回表だった。阪神は一死一塁の場面で登場した4番・佐藤輝明が、マラーの投球を捉え、ライトスタンドへ豪快な先制2ランホームランを放ち、2点を先制した。

直後の大山が四球で出塁すると、阪神6番・熊谷敬宥がフルカウントから今度はレフトスタンドへプロ初アーチとなる2ラン本塁打を放ち、わずか一イニングで一気に4得点を奪い、試合の主導権を握る展開となった。熊谷はこの本塁打によりバットでの存在感を示し、プロ初アーチがチームの勢いを象徴する一撃となった。

試合は阪神ペースで進行。それでも中日の反撃は終盤にかけて激化する。試合が動かなかった4、5、6回を経て、7回表、阪神は再び得点する。ランナー一三塁のチャンスを作り、5番・大山悠輔が犠牲フライを放って1点を追加し、リードを5点に広げた。この追加点はゲームの大きな“安心材料”となり、阪神ベンチにも余裕が生まれた。

 

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一方、中日はこのまま沈黙してはいなかった。7回裏、1死一三塁の好機で6番・山本泰寛がライトへタイムリーツーベースを放ち、ようやく1点を返す。さらに続く打席で代打・大島洋平がセンターへのタイムリーヒットを放ち、もう1点を追加。中日にとっては一気に空気を変える“反撃”の狼煙となった。

ただし、そこまでだった。阪神のリードは大きく、追い上げは得点できたものの及ばず終盤へ。投手陣は中継ぎを交代でつなぎ、最後は守護神・石井大智が8セーブ目を記録し、1点の追撃も許さず試合終了。阪神が5対3で勝利を飾った。

この勝利により、阪神の優勝マジックは6に減少。村上頌樹が今季11勝目(11勝3敗)を挙げた。また、中日は敗退こそ避けられなかったものの、7回の反撃で見せた意地と粘りは、今後の試合に向けての明るい材料とも言えるだろう。試合全体を振り返ると「個の爆発」×「チームの勢い」×「投手陣の安定」がかみ合った試合だった。佐藤輝明の豪快な一発、熊谷の笑顔を伴った初アーチ、そして村上の集中力ある投球、最後に石井がキッチリ締める。これらの要素が相互に補完し合い、試合そのものがまさに“勝利の方程式”として完成した。

中日側も7回に反撃の姿勢を見せたがやはり序盤の4点の重みに勝てず。彼らの粘りは讃えられるべきものの、打線の“先手の取りこぼし”が敗因といえる。今後の巻き返しには、如何に序盤に失点を抑えて反撃の時間をつくるかが鍵となりそうだ。

試合の舞台裏にも光るドラマがあった。観客席は佐藤、熊谷の一発で沸き、熊谷がアーチを放った瞬間の拍手は地鳴りのようだった。スタンド全体が“タイガース劇場”と化し、球場全体を包んだ熱気は、まさに圧巻だった。熊谷はヒーローインタビューで「僕が一番びっくりしている」と率直に語り、「本当に入ると思わなかった」とその興奮を言葉に乗せた。ファンにとっても、この“初本塁打”の場面は忘れられない光景だ。

その背後では、投手陣の信頼感も揺るぎなかった。村上は要所を締めるピッチングで6回2/3を投げ3失点。中日の追い上げムードに対しても動揺せず、チームに安定感をもたらした。続く及川、岩崎、石井も丁寧に仕事を継ぎ、最後まで継投が切れなかった。そのため、中日の挽回を阻み、流れを掌握したまま試合を締めることができた。

シーズンは終盤戦に突入し、阪神にとってはまさに“今が勝負どころ”。この勝利によって優勝マジックは6となり、ファンの期待は高まるばかりだ。最短で5日、甲子園で歓喜の瞬間を迎える事になる。

 

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