“怪物”デュプランティエ覚醒!来日初完封勝利

“怪物”デュプランティエ覚醒!来日初完封勝利

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2025年6月19日、甲子園のナイトゲームで阪神タイガースは千葉ロッテマリーンズを相手に2―0で勝利し、7連敗の暗闇を脱して待望の2連勝を飾った。この日の主役は、まさに阪神の新戦力となったジョン・デュプランティエ投手(30)。澄み切った夜空の下、彼は来日初の完投・完封で12奪三振という圧巻のパフォーマンスを披露し、“虎の怪物”と呼ぶにふさわしい存在感を示した。

序盤こそ、両軍とも慎重に投手戦を展開した。阪神は近本光司が小さなチャンスをモノにする。4回裏、無死一二塁からのチャンスに送りバントと盗塁で満塁とし、そこから近本が左翼への犠牲フライを記録。待望の先制点を挙げてゲームを動かした。一方、デュプランティエはこの4回に最初の三振を奪い、相手打線に一歩も譲らない投球を見せ始める。

試合の要所は、デュプランティエの“6者連続三振”だ。中盤の6回から7回にかけて、ロッテ打線を次々と封じ、鋭いストレートと変化球を交えて6人連続で三振を奪う“ドクターK”ぶりを発揮。その快進撃に、甲子園は静かに、しかし確実に沸いた。観客もその渾身のピッチングに、一球一球に注目し続けた。

そして7回裏、大山悠輔が勝負を決める追加点を奪取。二死一二塁からの中前適時打は、まさに勝負所をものにした打撃で、阪神に2点目をもたらした。初回から3回まで続いた緊迫の空気の中で、デュプランティエの努力に応える一打だった

デュプランティエは9回を投げ抜き、被安打4、失点0、奪三振12。特筆すべきはゼロ四球での丁寧すぎる投球内容。スタミナと制球力が噛み合い、来日初の完封勝利を飾った。「彼は配球の天才です」。この快投を女房役・坂本誠志郎が称えたように、その投球術はただ速いだけではなく、緻密な狙いと計算があってこそ成り立った勝利だった。1998年にメイ以来、球団では27年ぶり、外国人投手の完封も2019年のガルシア以来であり、右腕としては17年ぶりの偉業であるという歴史的価値もある1勝だ

一方、敗れたロッテはわずか4安打に抑えられ、3カード連続勝ち越しの望みを断たれた。先発・種市篤暉も粘りの投球を見せたが、要所での失点が響き、試合後は相手バッテリーの術中にはまったと悔やまれる展開に終始した。

阪神は交流戦でこの日セ・リーグ唯一の白星となった。7連敗という泥沼からの脱却は、今後のソフトバンク3連戦やリーグ戦再開へ向けて大きな転機になることだろう。

ファンにとっても、この夜の収穫は大きい。42,636人の観客が2時間44分の熱戦を見届け、阪神の新たな「先発の柱」の誕生を目撃した。交流戦勝ち越しは逃したものの、虎の流れは確実に変わった。ソフトバンク戦、そしてリーグ戦本番へ向け、デュプランティエの存在はファンの追い風となるに違いない。

甲子園の夜空には、一人の新戦力が高く舞い、虎の未来を照らし始めた。デュプランティエの完封劇は単なる投球の勝利だけでなく、チームの再起の狼煙でもある。虎戦士たちはその姿を胸に、これからの戦いへと挑んでいく。

 

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