2026年3月に開幕する第6回 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC) に向けて、日本代表「侍ジャパン」の最終ロースターが決定した。阪神タイガースからは 4人の虎戦士が名を連ねた。4名の代表入りは球団史上最多の選出数となり、昨季チームを牽引した主力たちが世界の舞台で日の丸を背負うことが決まった。
今年に入ってからの阪神代表選手の動きと取り組みを、キャンプ・自主調整・代表合流に向けた準備を含めて詳報する。
石井大智、坂本誠志郎、佐藤輝明、森下翔太
1月16日、日本代表の追加メンバーとして阪神の坂本誠志郎(捕手)・佐藤輝明(内野/外野)・森下翔太(外野) の3人が選ばれた。これまでに先行発表された石井大智(投手)と合わせ、阪神からの代表入りは 球団史上最多 となる。
この発表は、侍ジャパン井端弘和監督が会見で正式に報告したもので、「代表に選出されたことは大変光栄である」と各選手がコメントしている。石井は投手陣の即戦力として期待され、坂本はリード力やキャッチングの巧みさが評価されている。佐藤輝明は昨季の長打力を買われ、森下翔太は守備範囲と打撃のバランスが評価軸となっている。
阪神から4人選出という結果は、球団にとっても大きな誇りとなる。この選出は2025年の公式戦での活躍・出場数・数字が裏付けとなり、選手それぞれが評価を勝ち取った結果でもある。
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自主調整とキャンプ合流への準備
1月下旬に入ると、代表選手たちはそれぞれの自主トレや球団キャンプに合流しながら調整を進めている。阪神が宜野座でスタートした春季キャンプには、代表選手も当然参加し、球団としての基礎練習や打撃・守備・投球の再確認を行った。キャンプでの練習は、シーズンに向けた準備と並行して代表合流への身体づくりが目的となる。
佐藤輝明は昨季のMVP獲得に胡座をかく事なく、キャンプでも打撃練習に力を入れ、シーズン序盤から好調をキープし、代表での役割を見据えた取り組みを続けている。打撃練習ではフルスイングを繰り返し、長打力を維持するための体幹強化にも取り組んでいる。坂本誠志郎は捕手としてフットワークの確認と投手とのバッテリー練習に重心を置き、リード面と捕球の安定性を高める練習を重ねている。
森下翔太は外野守備と走塁技術のブラッシュアップを優先事項に据え、機動力や打撃とのバランス向上を図っている。一方、石井大智は投手陣のブルペンで投球テンポと球質の向上を確認し、オフシーズンに培った体力と球威を確認する投球練習に余念がない。
いずれの代表選手も、1軍キャンプでの調整に全力を注ぎ、日々の反復練習を通じてWBCの大舞台に備えている。
代表合宿へ―宮崎・名古屋での強化シリーズ
2月に入ると、日本代表は合宿に臨む。宮崎県での事前合宿「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 宮崎」、そして名古屋での「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2026 名古屋」では、WBC日本代表ユニフォームを着て戦う予定だ。これらは本大会へ向けた最後の強化戦として位置づけられている。
合宿では、同じく選出されている先発・救援の投手との連携、捕手とのバッテリー構築、野手間の連係といった代表チームとしての基礎をつくる場となる。阪神代表選手たちは、チームメイトとの距離を縮め、指揮官の要求に応えるための戦術理解を深めている。
代表合宿中には強化試合も組まれ、福岡ソフトバンクホークスや中日ドラゴンズといったトップチームとの対戦を予定しており、本番を想定した実戦経験が積まれていく。阪神代表の4人も、ここでの実践を通じてチームでの立ち位置を確認し合う機会を得る。
WBC本番へ―世界一防衛への狼煙
3月5日に開幕するWBCで、日本代表は防衛ディフェンディングチャンピオンとしての戦いに臨む。阪神からの代表選手たちは、NPBで実績を積んできた実力者として、チームの中心的役割を期待される立場だ。特に佐藤輝明は打撃力で存在感を示し、坂本誠志郎は守備・リード面で投手陣を支える要となる。森下翔太は外野の守備網を広げ、石井大智は右の戦力として複数の投球イニングを任される可能性がある。
代表選出後から、4人はシーズン前のこの時期に“世界を相手に戦う準備”を着々と進めている。代表の練習風景はマスコミでも連日報じられ、選手の表情や取り組みは大会へ向けて上昇気流にあると伝えられている。
阪神の4選手は、WBCで日本代表の一員として日米の強豪と戦い、連覇への挑戦を担う。キャンプから代表合宿へと続くこの流れは、個々のキャリアにとっても大きな分岐点となるシーズンとなるだろう。
