2025年のシーズン終了後、阪神では例年に比べて多くの選手が契約更改を実施。中には大幅年俸アップを果たした選手、出場実績と成績で報酬を大きく引き上げられた(あるいは引き上げ見込みとされる)選手が複数おり、「チーム全体の年俸構造の底上げ」が実現した。
球団公式の契約更改リストでは、2025年11月〜12月の間に多数の選手が更改交渉を終えている。
報道によれば、この中には年俸を大きく上げた選手も多数おり、”ホクホク契約更改”が多数行われたようだ。
近本 光司 外野手
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FA権を行使せずタイガースへの残留を決意。
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今季は140試合に出場し、打率.279。リーグNo.1リードオフマンとして、得点シーンを演出し続けた。
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契約は球団史上最大規模の5年総額25億円となった。
中野 拓夢 内野手
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2025年12月3日、契約更改交渉を行い、来季年俸を 約1億4500万円から3億円 にサイン。倍増+大幅アップ。
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今季は143試合にフル出場し、打率.282。前年の.232から大きく数字を伸ばし、リーグ5位の打率をマーク。
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犠打数、盗塁、得点数などでチームに貢献し、「打撃のみならず走塁・つなぎ」「守備・安定出場」を含めた総合的な貢献が報酬アップの背景とされている。
及川 雅貴 投手
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2025年12月3日、契約更改。年俸を 約3000万円 → 1億円 に引き上げ。7000万円の大幅アップ。
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今季は66試合に登板。6勝3敗1セーブ、46ホールド、防御率0.87と安定した成績を残した。
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高卒6年目での大台到達。報道では「1年間ずっと一軍で投げ抜いたこと」「安定感」「救援陣の中心」としての評価が強調されている。
湯浅 京己 投手
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2025年12月1日、契約更改で年俸を 約3700万円 → 6000万円 に引き上げ。2300万円アップ。
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今季は病気からの復帰後、40試合登板で4勝4敗22ホールド、防御率2.52という実績。復帰登板後の安定、苦境からの復活が報じられている。
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記事では「復帰を果たし、来年につながるシーズンだった」と本人も振り返っており、再び救援陣の戦力として期待されている。
森下 翔太 外野手 — “今後のアップ候補”
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今季は打率.275、23本塁打、89打点と、キャリアハイの成績を記録。記事では“不動の3番”、勝負強さ、チーム優勝への貢献が強く評価されている。
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2025年推定年俸は7800万円。報道の一部では「年俸1億円超えは確実」と言及されている。
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ベストナイン選出など実績面でも輝き、今後の大幅年俸アップ候補として注目されている。
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現状維持だった選手も一定数
たとえば、西 勇輝 投手(35)は、2025年12月1日の契約更改で 年俸現状維持の約3億円 にサイン。
今季はケガで離脱が多く、1軍登板機会は限られたが、契約最終年に向けて巻き返しを誓っている。
よって「契約更改=全員アップ」ではなく、選手の成績・コンディション・年齢などで明暗が分かれた模様だ。
“結果への報酬”と“底上げ”の両立
今回の更改で、阪神は次のような年俸構造の変化を実現しているように見える:
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成績や貢献に応じて大幅な報酬アップ(中野・及川)
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慢性的な出場機会と結果を残した選手の報酬見直し(湯浅)
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キャリアハイを記録し、次シーズン以降の大台が期待される若手/中堅(森下)
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一方で、成績不振や離脱があった投手については現状維持(西)
このように、単なる“大台への到達”ではなく、「成果と貢献 → 報酬へ反映」「底上げによる層の安定化」「若手への将来投資」という――結果+安定+将来のバランスがとられているように映る。
報道によれば、阪神は今オフ、「1億円超え選手がさらに増える可能性」に言及されており、最終的には過去最多の1億円超え選手数に迫るかもしれないという見方もある。
“更改ラッシュ”の意味合いと今後
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成績を残した選手を報酬でしっかり評価する姿勢が明確 — 選手のモチベーション維持・向上につながる可能性
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若手・中堅の報酬水準底上げによって、層の厚みが増す。今後の選手流出防止やチームの安定に寄与しうる
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一方で、現状維持や年俸減の選手もおり、競争と結果重視の構造は揺るがず — 来季以降も“結果を残せば報酬”というメッセージが継続される可能性
結果として、今季の契約更改は「直近の貢献と結果を正当に評価する」姿勢を強く打ち出したものと言える。
同時に、若手や中堅にとっても「頑張れば報われる」「長く阪神でやっていける」という判断材料になったのではないか。
