日本シリーズの土壇場の場面で登場し「渾身の一球」で劣勢ムードを一掃した事も記憶に新しい湯浅投手が、不振に喘いでいます。岡田監督も激昂し無期限での2軍行きを命じましたが、しっかり調整して復活してくれると信じています。
阪神・湯浅、無期限2軍決定 岡田監督「やり直さないといかんのちゃう、もう一回」抜本的立て直し求める
(スポーツニッポンより)
“アツアツ”の投球とは程遠い内容だった。7回から登板した阪神・湯浅は、1イニングを4安打2失点。今春初実戦となった11日の紅白戦での1回3安打1失点以降、一向に状態が上がってこない右腕を見かねた岡田監督は2軍降格を決断した。「明日から2軍やん。投げている最中に(安藤投手コーチに)言うたよ。だって、そんなん無理やん。ずっと言うてるやんか、だから。いろんな面でやり直さないといかんのちゃう、もう一回」。期限付きの再調整ではなく、抜本的な立て直しを求めた。
22年の最優秀中継ぎ投手に輝いた右腕が、昨季はわずか15試合の登板。連覇に向けた「新戦力」として大きな期待を寄せられながら、状態が上向かない。先頭の松原から3者連続安打で無死満塁を招くと、続く萩尾は一邪飛に仕留めたものの、中田に中前2点打を浴びた。なおも2死満塁の場面では秋広をフォークで空振り三振に仕留めたが、好調時に多く見られた直球での空振りは一度もない。指揮官は「だってお前、去年より悪いやんか。ボールの走りからのお。(昨年3月の)WBCから帰ってきた時より悪いよ。ずっと空振り取ってないやん。(1回無失点に抑えた18日の)広島(戦)でもストレートで空振り取ってないよ」と厳しい口調でまくし立てた。
4回から登板した同じ救援の加治屋、石井、浜地、湯浅の後に投げた桐敷がいずれも1回完全。湯浅の不調ぶりが際立っており、安藤投手コーチも「ファームで一からやり直した方がいい。今のままだと1軍では厳しい」と話した。
シーズン開幕は約1カ月後に迫る。首脳陣の言葉は、本来の実力を高く評価するからこそだ。「指先の感覚は悪くないので、あとは下半身を使って。全身を使ったフォームになれば良くなると思う」と湯浅。輝きを取り戻すため、前を向いた。
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