コロナ禍乗り越え、大歓声が戻った甲子園に想う

コロナ禍乗り越え、大歓声が戻った甲子園に想う

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連日4万人を超える大観衆が集う甲子園。コロナ禍がようやく収束に向かい、虎キチ達には嬉しいシーズンが戻ってきてくれました。これで確かに、ジェット風船を7回裏に飛ばせるようになったら完璧ですね。笑
スポーツを平和に楽しめる環境に感謝して、大好きなタイガースを精一杯応援したいと思います。

【虎のソナタ】〝日常〟戻った甲子園…残すはアレ 名物ジェット風船そろそろ見たいな
サンケイスポーツより)

阪神はセ・パ交流戦の全日程が終了し、6月19日から4日間は試合なし。疲れのみえる選手も多いから、23日のリーグ戦再開へ向けて、しっかり調整してもらいたいところだ。

レギュラーシーズン143試合のうち64試合を消化しているから、さぁこれから後半戦へ-という時期。ところが、この6月19日も、3年前は全然様相が違った。

そう、2020年は6月19日がプロ野球の開幕日だったのだ。

当初の予定では3月20日に開幕するはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期、また延期と繰り返され、交流戦は中止します、オールスターも中止します-。ようやく5月20日、政府による緊急事態宣言(なつかしい用語)の解除を受けて「6月19日開幕」がアナウンスされた。

公式戦は120試合に短縮され、試合は延長十回打ち切り-などのコロナルールが決まり、そして何より、無観客での実施になった。阪神の開幕カードは東京ドームでの巨人戦。超満員が当たり前の伝統の一戦が、観客席に誰もいない状況で行われたのだ。

取材人数も制限が設けられ、阪神担当で東京ドームに入れたのは2人だけだった。そのうちのひとり、原田遼太郎が振り返る。

「変な感じでしたね。打球音がすごく響くし。選手への直接取材もできなくて、球団広報から送られてくるコメントだけだったので、こっちの質問に対しての空気感、どんな表情で話しているのかなどがわからないので、原稿を書くのが難しかったです」

2月の春季キャンプまでは例年どおりに取材できていたが、その後は取材に規制がかかってしまったので、キャンプのときに聞いた話を掘り返したりして、何とか原稿に厚みを加えようと頑張っていたらしい。

当時若手だった織原祥平は大阪・難波のサンスポ編集局で他の虎番と一緒にテレビ観戦して原稿を書いていた。

「西さんがホームラン打った試合ですよね」

さすが、よく覚えている。開幕投手の西勇輝が6回1失点と好投し、三回には巨人・菅野智之から先制ホームランを放ったのだ。試合は救援陣が逆転を許して負けてしまったが、阪神投手の開幕戦本塁打は82年ぶりという歴史的一発で、大阪版は当然1面。それを東京ドームから約500キロ離れた難波で、球団広報からのコメントを頼りに執筆したというわけだ。大変な時代だった。

それがどうよ。3年たった今、前週のオリックス、ソフトバンク6連戦は甲子園球場に連日4万2600人超の大観衆が訪れ、「今季最多観衆」の文字が日々紙面に躍っていた。満員の虎党が声援を送り、「六甲おろし」を歌う。「あと1球」コールが響いてから逆転負けしたこともあったけれど、それもまた甲子園ならではの風景だ。

「負け試合だと八回、九回に満員のお客さんが続々と帰り出すのも甲子園らしくて、なつかしかったです」と、織原もミョーな感慨にふけっていた。取材も試合後に通路で直接選手に話しかけてコメントを聞けるようになっている。

そして、原田も織原も声をそろえた。

「ジェット風船が飛ぶようになったら、完璧ですね」

18年ぶりのアレもそうだけど、七回裏攻撃前に甲子園の空に舞うジェット風船もそろそろ見てみたい。

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