点が獲れない、守りきれない、ベンチが静かになるー。昨シーズン何度も見せられた光景を、またも繰り返してしまう結果となりました。クリーンナップも壊滅状態。サトテルはスタメン落ちもあるかもしれません。打線を組み替えてでも調子を取り戻し、まず1つ勝ちましょう!
岡田阪神 G戦屈辱の大敗 貧打深刻で輝スタメン外しも「変えたくないとは言うてない」
(デイリースポーツより)
「巨人7-1阪神」(11日、東京ドーム)
今季初の伝統の一戦は、なんとも悔しい大敗となった。阪神打線は八回の1点止まりで、クリーンアップは無安打。最近5試合で4得点と苦しい状況が続いている。岡田彰布監督(65)は4打数無安打に終わるなど不振が続く5番・佐藤輝のスタメン落ちも含めて、打線をテコ入れする可能性を示唆した。
今年初となった「伝統の一戦」は今季最多7失点という想定外の大敗で幕を閉じた。0-3の八回1死一、三塁から中野が放った中前打が42イニングぶりの適時打となり、スコアボードに17イニングぶりの得点を刻んだ。しかし、巨人の先発・戸郷に対して七回まで散発3安打と二塁すら踏めなかった。
3番・ノイジー、4番・大山、5番・佐藤輝の主軸はそろって無安打に終わった。低調を極める打線。「打てんなあ。差し込まれるばっかり、ポップフライばっかりやもんな。4試合1点じゃそりゃな、なかなか勝てんわな」。岡田監督の言葉に苦悩がにじんだ。象徴的だったのは四回。先頭の中野がチーム初安打で出塁したが、ノイジーが三飛、大山が右飛、佐藤輝が二飛と3者連続で力ない飛球を打ち上げた。
3試合ぶりに先発起用した6番・森下も無安打。「いやあ、ちょっとまたおかしなってるもんな。バット出えへんもんな」と苦笑いで振り返った。
特に深刻なのは佐藤輝だ。戸郷に対して二回1死はカウント1-1から外角低めの直球でバットを折られて遊ゴロ。七回無死は3球連続のフォークで空振り三振。4打数無安打で打率・138まで下がった。「切り替えてやるしかない。次は打ちたい」と懸命に顔を上げた。前日にはオリックス監督時代のT-岡田を例に挙げ、主砲の“変身”を期待していた岡田監督だが「(復調の兆しは)見えへん。見ての通りやんか」と嘆いた。
12日は左腕メンデスが先発予定。さらに発熱と喉の痛みを訴え、登録を抹消されていた右打ちの渡辺諒が合流する見通しとなっている。指揮官はオーダー変更について「いや、それは分からん。変えたくないとは言うてないよ」と話すにとどめたが、佐藤輝のスタメン落ちも含め、打線に“メス”が入る可能性もある。
岡田監督の第1次政権最終年だった08年は巨人戦7連敗で終えており、これで8連敗の屈辱。「もうちょっとええ内容で対応せんとあかんわな。まあ、打ち取られ方が悪い」。好調に滑り出したシーズン。さらなる推進力を生み出すのは打線の浮上に他ならない。
◆岡田阪神、巨人戦8連敗… 岡田監督の阪神第1次政権最終年だった2008年は巨人戦7連敗フィニッシュで、この日の敗戦を含めて8連敗となってしまった。08年の阪神は巨人とのカード最終戦だった10月8日に敗れ首位から2位転落。一時は13ゲーム差で突き放していた巨人に逆転優勝を許してしまうシーズンだった。
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