近本選手の満塁弾を見届けた瞬間、今日の快勝を信じてふっと気が抜けた虎キチも正直たくさんいたのではないでしょうか。ベイスターズにそこから怒涛の反撃を食らってしまい、最大7点差をひっくり返される歴史的な逆転負けとなってしまいました。1敗は1敗。切り替えて、次の試合に集中してほしいですね。
ダブルショック、昼の衝撃敗戦から夜の首位陥落 岡田監督が振り返った分岐点
(日刊スポーツより)
<DeNA11-9阪神>◇11日◇甲子園
阪神がまさかの7点差から大逆転負けを喫した。3回に打者一巡の攻撃で6点を奪い序盤に大量リードするも、9-7の8回には守護神・岩崎優投手(32)が筒香に決勝アーチを許すなど2被弾。今季初黒星を喫した。0・5ゲーム差だった巨人がナイターでヤクルトを下したことで4月20日以来、21日ぶりに2位となった。昼間の大逆転負けから夜の首位陥落。ショッキングな1日になった。
虎が轟沈(ごうちん)した。猛攻に沸いた約2時間前には考えられない。ショッキングな光景が待っていた。9-7の8回、マウンドに上がった岩崎が顔をしかめた。1死からストレートの四球を与えた直後、DeNA蝦名に捉えられた打球は、バックスクリーン左横へ着弾。青いスタンドから大歓声はやまず最後は2死から主砲筒香に、試合をひっくり返すソロ本塁打を浴びた。
今季初黒星を喫した守護神に、岡田監督も複雑な表情だった。「まあ、でも、(リード)2点あったからな」。この試合前まで防御率0・56と抜群の安定感を見せてきた左腕が、今季初被弾から初めて1回を持たずにKO。「そらそうなるやろうな」と蝦名の直前に与えた四球が分岐点だったと振り返った。
時計の針を戻せば、少しずつ流れはDeNAに傾いていた。3回に打者一巡の攻撃で6点を奪うなど、序盤で大量7点リード。しかし、先発の伊藤将は味方の援護を生かせなかった。勝利投手の権利が得られる5回。2死一、二塁から佐野に中前適時打を許すと、さらに満塁のピンチから、京田に走者一掃の適時二塁打を浴びた。
5回持たずに降板となった伊藤将に、指揮官の怒りの矛先が向いた。「ボール高いわけやからさ。初回の5球見てみい。全部高めやんか、そっから言うてんのに、高い、高い、高いって言うてんのに。修正でけへんのやなあ」。さらに4回に佐藤輝が悪送球で走者を出すなど、失点につながった守備のミスにも「イージーやもんな、イージーミスや」と苦言を呈した。
7点差からの逆転負けは、22年の開幕戦だった3月25日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)以来。満塁弾が出ても勝てないまさかの黒星だ。神宮のナイター試合で2位だった巨人がヤクルトを下して4月21日から守ってきた首位の座も譲った。投打のかみ合った白星でモヤモヤを早く吹き飛ばしたい。
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