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快進撃止まず破竹の10連勝も、梅野が骨折離脱

快進撃止まず破竹の10連勝も、梅野が骨折離脱

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長期ロードの疲れも感じさせない快勝で連勝を10に伸ばしたものの、梅野が骨折でシーズンエンドとなるアクシデントが起こってしまいました。長いシーズン、色々なトラブルも乗り越えていかなければなりません。全員で一丸となって、梅野の穴を埋めてほしいです。

10連勝も油断禁物「無理たたる」反動怖い 梅野隆太郎骨折でいよいよ本物の正念場
日刊スポーツより)

<阪神5-3ヤクルト>◇13日◇京セラドーム大阪

「10連勝すると、その後に10連敗するような気がするのだ。これは選手時代から感じていたこと。現役時代、11連勝した直後に8連敗したことがあった。これがトラウマになっているのかもしれないが、通常ではありえないような連勝をしてしまうとその後に来るであろう反動が怖いのだ」

これは指揮官・岡田彰布が以前に出した著書「動くが負け」の中で述べていることだ。「トラウマ」というのは自身がプロ3年目だった82年のことか。

指揮官・安藤統男が率いたシーズン。阪神は6月から7月にかけて引き分けを挟んで11連勝をマークした。だが、その後に8連敗を喫し、最終的な順位は3位だった。監督としても07年に経験している。このシーズン、阪神は8月下旬に10連勝したものの9月に8連敗を喫し、この年も3位に終わった。

「反動」を恐れる理由はいくつがあるが、簡単に言えば「無理がたたる」ということだ。勝ち続けるためには例えばリリーフ投手を連投させるなど選手起用における無理が出ているはず。そうなると連勝が止まったときに体力面はもちろん、メンタル面でも変化が起こり、それがマイナスに作用する…という考えだ。

だからこそ岡田は連勝が止まったときなど、それに関する質問が出たときに「そんなん負けるよ」などと苦笑しながら話すのである。「野球は負けたり勝ったり」。これはオリックス時代に岡田も選手として仕えた知将・仰木彬が残した言葉だが、岡田もそういう感覚なのだろう。

しかし、その10連勝を岡田率いる阪神はここでやった。これは、もう安全圏という気配だ。同時にそんな経緯を知るのでまだ安心できない、という気もしている。心配性と言えばそれまでだが、こればかりは終わってみないと分からない。

9回を抑えた抑えの岩崎優はこのヤクルト戦で3連投となった。10連勝中、8試合で登板している。10日巨人戦(東京ドーム)の前にはベンチから外し、先に帰阪させる気遣いを見せたがここで一気に踏ん張らせた格好だ。

そしてこの試合、梅野隆太郎の骨折というアクシデントも出た。これは10連勝とは関係ないが大きな痛手だろう。次週は広島、そしてDeNAの対戦。ゲーム差はあるとはいえ、ここでの戦いは重要だ。ずっと書いてきたが、いよいよ本物の正念場だ。

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