熾烈を極めるレフトのスタメン争いに、新進気鋭の前川右京も加わっています。この日はしぶとくタイムリーを放ち首脳陣にアピール。持ち前のガッツで、開幕スタメンの座を勝ち取ってくれるのではないでしょうか。
阪神・右京 「開幕左翼」諦めない 3戦ぶり先発でマル撃ち適時打 バット折りながらも「気持ちで打った」
(スポーツニッポンより)
阪神・前川は初球スプリットにバットを折っても一、二塁間を抜いた。昨季9試合で対戦防御率0・00を許したマルティネスに自責点をつけ、1点差に迫る一打で存在感を示した。
「昨日(15日)も対戦してアウトだった。今日は昨日の反省をちゃんと生かして、ゾーンをしっかり打つという気持ちで打った」
2点劣勢の9回。1死から植田、高寺に3連打で続いた。前夜も同じ9回に1死一、三塁でマルティネスと対戦。2ストライクから3球目の低めスプリットを捉えた一直は中田の好捕に阻まれ、惜しくも併殺を取られた。
通算123セーブの難敵と2日続けて似た状況で顔合わせすることは、腕試しのオープン戦では幸運と言っていい。半日前は初球スプリット、2球目151キロを続けて空振りしていた。捕手は木下と加藤匠で違っても、二者択一の読み合いで同じ初球の入りを仕留めた。
昨季唯一の黒星をつけた5月3日の2得点は失策絡み。1軍デビューした18年以降の6年間のレギュラーシーズンで阪神は計8得点しか挙げていないこと、オープン戦では来日8年通算11試合目で初失点だったことなど、マルティネスの難攻不落ぶりは、前川の一打の価値を上げるばかりだ。
岡田監督は驚かない。「あんまりつこてなかったからのう。使うたら打つよ。外野(の争い)が激しいからなあ。それだけよ」。先発出場は3試合ぶり。左翼ではなく右翼だった。ノイジーが実戦調整として打席を増やすだけにアピール機会を逃すわけにはいかなかった。3打席目までは2三振と1四球。8、9回の2打席で快打2本を取り返した。「ダメなまま、終わらなかったのは良かった」。開幕左翼争いはまだ決着していない。
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