ノイジーに代わり3番に大抜擢された前川選手が大当たり。打線は14安打11得点と大爆発!前日の湿った試合から一転、今季の力強いタイガースらしい快勝でした。前川もこの機会にスタメン奪取に燃えてほしいですね!
前川右京がプロ初の3番でマルチ安打「ホンマにびっくり」 11点大勝で2位・DeNAと最大の6・5差
(スポーツ報知より)
◆日本生命セ・パ交流戦 楽天3―11阪神(7日・楽天モバイル)
20歳がサプライズに応えた。打線改造がピタリ。プロ初の3番に入った阪神・前川右京外野手(20)が初のマルチ安打で勢いをつけた。初回1死一塁でスプリットを中前へ。3回1死二塁ではツーシームを打ち返し、二塁内野安打で先制を呼んだ。抜てきに「ホンマにびっくりしました」と目を丸くしながら「落ち着け、落ち着けと思いながら集中して」と日米通算193勝の田中将から快音。チームは3年連続の黒星をつけた。
20歳でのクリーンアップは球団では1998年の浜中以来、25年ぶり。6日にプロ11打席目で待望の初安打を放ったばかりだが、日をまたいで3打席連続のHランプだ。岡田監督は1得点の前夜に不振のノイジーに不満をぶつけ、24試合ぶりに3番を外した。代役は、まさかの選択。「ええ感じになってきたから。(前夜に)ヒット出て楽になっとるしな」とボールの見極めなどの内容も評価して「見事的中したな」と自画自賛した。
同時に組み替えた下位打線も機能した。4月13日以来の6番に起用した梅野が5回に適時打。直後に同7日以来のスタメンとなった小幡がスクイズを決めると、岡田監督は手をたたいて喜んだ。9回にも打線がつながり、一挙5点。14安打で今季3度目の2ケタとなる11点を奪った。指揮官は「全部俺がやったんや。まあそれは違うけど、前川の3番は俺が進言した」とニヤリ。相手の左腕は抑えの松井裕だけのため「ワンポイントなんか絶対けえへん。だからもう、全部左打者」と策が当たった。
前川は昼のミーティングで起用を知った。周囲から「いつも通りに」と声をかけられ、森下から「田中投手から打てたらいいね」と激励された。「とてもすごい投手から打てて素直にうれしい」と感激。今季最多タイの貯金18、2位・DeNAと最大の6・5差としたチームに、また新しい風が吹いた。
◆前川 右京(まえがわ・うきょう)アラカルト
▽生まれとサイズ 2003年5月18日、三重・津市生まれ。20歳。176センチ、86キロ。左投左打。
▽球歴 白塚小1年から「白塚バッファローズ」でソフトボールを始める。全国大会に2度出場。一身田(いっしんでん)中では「津ボーイズ」でプレー。智弁学園では1年夏から4番。3年のセンバツは8強。夏は準優勝。21年ドラフト4位。今季年俸500万円。
▽名前の由来 兄・夏輝さんの名は父・栄二さんが付けたため、母・敦子さんが命名。音の響きが良く、画数が良かった右京に決まった。
▽大先輩・岡本和真 “1軍デビュー”となったプロ1年目の巨人とのオープン戦で高校の先輩の巨人・岡本和と対面。「緊張すると思うけど、思い切ってバット振ってこいよ」と声をかけられ、マルチ安打の活躍。
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