サイトアイコン 虎キチCLUB

豊田寛、巨人守護神撃ちのサヨナラ犠飛で5連勝!

豊田寛、巨人守護神撃ちのサヨナラ犠飛で5連勝!

7月3日、熱狂の甲子園で行われた伝統の一戦・阪神タイガース対読売ジャイアンツ。結果は劇的な幕切れとなった。先発・伊原陵人が粘り強く投げ切り、バトンを託された木下、ネルソン、及川、そして石井と鉄壁のリレーで2-2のまま迎えた9回裏、阪神の“元捕手”である豊田寛が、プロ4年目にして待望のプロ初サヨナラ打を放ち、虎に今季3度目のサヨナラ勝ち&5連勝をもたらした。

先発の伊原陵人は5回を投げて2失点。初回に失点を許すも、その後は追加点を与えず粘りの投球を披露した。対して阪神打線も巨人との相性を生かし、4回には2死一・三塁から大山が左前にタイムリーを放ち反撃。そして5回には代打・ヘルナンデスの犠牲フライで追い付く。こうして両軍互角の展開となったまま、9回へと突入した。

最終回、満塁の絶好機で打席に立ったのが豊田だった。カウントはフルカウント、相手は開幕から31試合連続無失点の巨人守護神・マルティネス。だが彼は運と巡り合わせをものにし、7球目の高め直球をセンターへ犠飛。甲子園の大歓声を一気に劇場へと変えたのだ。阪神藤川球児監督も「巡り合わせとか運とか…最後の1本でヒーローになれるのが打者。豊田がつかみ取った」と語り、彼の執念を讃えた

 

Tiktok動画はこちら

 

 

豊田はキャッチャー出身というバックボーンを持つ。その肩の強さと冷静さは、捕手時代の経験がベンチでも信頼される理由だ。現一軍では原口が不在のため、高校時代まで捕手を務めていたのは彼ただ一人。いざという場面では緊急捕手の可能性もあるが、今季は代打だけでなく先発出場もあり、ベンチ内での存在感が急速に増していた

試合後のヒーローインタビューで、初のサヨナラ犠飛という劇的なシーンについて豊田は「何とかしてやりたい気持ちで立った」「前に飛んでくれたので、帰ってこられると思った」と振り返り、「妻と子供にありがとうと伝えたい」と家族への思いを口にした。甲子園お立ち台は初体験だったが、緊張を喜びに変えた様子が伝わる一幕だった。

また、同級生のリリーフ石井大智はケガを乗り越え今季初勝利。11球の好投で相手打線を封じ、苦しい場面でチームを救った。「甲子園で投げられて幸せ」と感慨深げに語った石井の復帰劇が、虎キチ達の熱狂に拍車をかけた

今夜の勝利で阪神は貯金12とし、セ・リーグ首位・広島との差を最大5ゲームに広げた。しかも本拠地で宿敵・巨人相手にカード3連勝という快挙。まさに「虎が吠えた」夜だった。

藤川監督は、一問一答で「選手たちの活躍、よく森下が打って、植田が…本当に良かった」とチームの総力戦としての勝利を讃えた。豊田に対しては「最後の一打をつかみ取った。巡り合わせと運、周りの環境も含めて彼に向いていた」と、その瞬間の重みを改めて称賛している

最後に、甲子園の観衆を沸かせたのは豊田の一打だけではない。彼の好守にも目を見張る場面があった。ヒーローインタビューで「チャンスをつぶしてしまったので守備で貢献しようと…」と話す通り、その守備での好返球も流れを引き寄せたと現場では解説された

この夜、豊田は自分の存在価値を証明した。自らをクローズアップし、主役として持ち味を全開にした。リーグ随一の巨人の守護神・マルティネスとの対峙、それをねじ伏せる精神力。その姿は、まさに鬼気迫るものがあった。

打線と投手陣が噛み合い、タイガースは2位以下に大差をつける独走体制へ突入している。次戦は敵地・横浜での挑戦が待つ。だが、今夜の一打と勝利は、ナインに自信と勢いを与えた。4年目・豊田の一打は、新たな伝説の始まりとなるのかもしれないー。

モバイルバージョンを終了