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雨上がりの快勝!村上12勝&森下4安打2打点!

雨上がりの快勝!村上12勝&森下4安打2打点!

阪神が雨上がりのマツダスタジアムで広島を6-1で破った。先発・村上頌樹が6回1失点8奪三振の好投で今季12勝目。打っては3番・森下翔太が4安打2打点、全5打席出塁の猛攻で主導権を握った。試合は降雨の影響で予定より70分遅れの19時10分にプレーボール。優勝決定(9/7)後では初の連勝となり、王者の集中力を示した一夜となった。

序盤は雨上がりの夜空と同じような重たい空気。初回の阪神は先頭・近本が投ゴロで凡退し、それ以降も快音なく無得点の立ち上がり。一方の村上は走者を背負いながらも要所で直球と変化球を投げ分け、広島打線の的を絞らせない。試合が動いたのは3回表、二死二塁から森下が0-2と追い込まれながら中前へ先制適時打。直後の3回裏に小園の右前打で同点とされたが、流れは渡さなかった。

勝負となったは六回。無死一、三塁でこの日5番に抜擢された木浪がセンターへ勝ち越し打。続く中川の三ゴロは内野安打に加えて三塁手の送球が逸れ、この間にさらに1点。代打・原口の遊ゴロの間にも三走が生還し、この回一気に3点をもぎ取った。敵将は三塁のミスを悔やみつつ「相手が村上。なんとかサードでアウトを」と采配の狙いを示したが、阪神の圧力に広島守備が耐えきれなかった。

終盤も抜かりなし。九回は森下が再び左前へ運んでダメ押しのタイムリー、さらに代打・楠本が中堅へ適時二塁打。点差を広げて試合を決めた。数字が語るように、この日の森下は状況に応じて打ち方を変え、右方向、センター返し、逆方向と幅を見せて4安打。解説者も「4本それぞれに内容が良かった」と打撃の成熟を指摘。全打席出塁で“チーム右打者としては球団史上初、プロ3年目での通算200打点へ王手”という節目にも手をかけた。

 

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村上は6回を投げきり1失点。球威だけでなく緩急とコースで広島の強打者を翻弄した。指揮官は「良かったですね。勝ち星もついた」と先発の仕事を評価。主砲・佐藤輝が不在の中でも「この選手が出るから勝つ、負けるではない」と、総力で勝ち切るチームのかたちを強調した。中継ぎ陣も及川、畠、岩貞が走者を背負いながら要所でゼロを積み、盤石のリレーを完成させた。

近本は初回に凡退スタートながら、以降は右中間二塁打と最終回の左前打で計2安打。先発復帰で“最多安打”レースのトップを走る小園に5本差まで詰める内容で、終盤戦の勲章争いにも火をつけた。二塁守備から途中出場の中野は終盤にしっかりゴロをさばき、原口は代打で最低限の追加点を演出。シーズンを通じて掲げてきた「全員野球」を、雨上がりの敵地で体現した。

一方の広島は、先発・床田が6回7安打4失点(自責2)。三回に先制を許し、六回は守備の乱れも絡んで失点を重ねたのが痛かった。打線は三回に小園の同点適時打で食らいついたものの、その後は決定打を欠いて7安打1得点止まり。チームはこの敗戦で借金が「12」となり、2年連続の勝率5割未満が確定。新井監督は「先制打はボール球を拾われた」と相手打者の技術に舌を巻きつつ、三塁守備の場面を「なんとかサードでアウトに」と悔やんだ。 

試合全体を通じて印象的だったのは、重いグラウンドコンディションでも崩れなかった阪神の“隙のなさ”だ。村上がゲームを作り、木浪の勝負強さと走塁の圧で相手守備にプレッシャーをかけ、森下がとどめを刺す。大山は七回に死球を受けながらも出塁で貢献するなど、痛みをいとわない姿勢も光った。王者は優勝後の初連勝で再びギアを上げ、短期決戦へ向けて好感触を得た一戦だった。

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