白熱の投手戦、2点先行も勝ち切れず痛恨ドロー

白熱の投手戦、2点先行も勝ち切れず痛恨ドロー

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西勇輝vs戸郷、エース対決に相応しい投手戦となったこの試合。8回ウラに近本が均衡を破るタイムリーを放ったものの、守護神・ケラーが2点のリードを守りきれず追いつかれ悔しいドローとなりました。延長12回、最後もランナーが出てサヨナラの好機を掴みながらモノにできない、なんとももどかしい結果となりました。

阪神は足を使い切れていない?12回無死一塁は盗塁で勝負をかけるべきか~高代氏の目
デイリースポーツより)

「阪神2-2巨人」(2日、甲子園球場)

 阪神はケラーの乱調が誤算で2点差を守り切れず引き分けた。延長十二回は無死一塁の好機を得たが、送りバント失敗と盗塁死で無得点。デイリースポーツウェブ評論家の高代延博氏は「無死一塁から盗塁を仕掛けて勝負に出る方法もあった」と語り“足”を生かし切れずに終わった攻撃に視点を当てた。

 延長十二回、先頭の代打原口が左前打で出塁し、代走に植田が起用された瞬間、私はてっきり“植田を走らせて勝負に出るもの”と思っていた。

 マウンドのデラロサは牽制がうまくないし、クイックも速くないから絶好の狙い目だった。そして走者が盗塁のスペシャリスト。材料がそろっていただけに、成功の可能性大だと踏んでいたんだけどね。

 ところが、ベンチがとった作戦は送りバント。これを島田が決められず補ゴロになって二封。直後の島田の二盗がオーバーランもあって失敗に終わり、サヨナラへのチャンスが一瞬にして消えてしまった。

 送りバントは盗塁のあとに用いればよかったのではないか。盗塁はひとつの“賭け”ではあるが、一死三塁の形を作ることができれば、一気に勝利に近づく。

 仮に植田が盗塁に失敗したとしても、すでに負けはない状況だったのだから、怖れることはないはずだ。

 盗塁は外される心配があり、サインを出すのは勇気がいるが、勝負を賭けるならあの場面だったという気がするね。

 阪神には走れる選手が多い。近本と中野は盗塁王が獲れる力があるし、ベンチには島田や江越、植田も控えている。機動力に関してはリーグでもトップレベルにある。

 この日の相手となった巨人を見ると、先発メンバーに走れる選手は吉川を除いてほとんどいない。その吉川が下位を打っているほどだから、足を使う野球にはほど遠い。

 ベンチにも、かつての鈴木尚広のような“手に負えない選手”は見当たらないしね。

 投手力同様、この機動力に関しても、阪神は巨人を大きく上回っている。だからこそ“走れる”という大きな武器を使い切って、僅差をものにする野球がしたい。

 もっとも九回に登板したケラーが、しっかり抑えていれば勝っていたゲーム。西勇と戸郷の投げ合いは醍醐味があったし、守備での好プレーも随所に見られ、緊迫感のあるいい試合だった。

 それだけにバント失敗も含め、試合の終わり方には物足りなさを感じたね。

 そしてもうひとつ、目に焼きついたのが佐藤輝の打撃。初回の三振はフォークにバットが止まらなかった。

 1日の広島戦でも感じたが、速球への自信のなさが変化球への対応も鈍らせている。

 2打席目は内角高めボール球の直球に手が出て三飛。4打席目も内角高めの直球にバットが遅れて、どん詰まりの三ゴロ。打点はついたが、納得できない打撃だったのは明白だ。

 神宮ではヤクルトの村上が50号を放った。潜在能力では決して劣っていないのだし、何とか速球への対応力を上げて、4番として張り合ってほしいね。

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