現役時代は『火の玉ストレート』が代名詞だった藤川新監督が、チームの始動にあたって一番最初に選手達へ伝えたのは「熱く」そして「笑顔で」プレーする事の大切さ、でした。ヒリヒリする真剣勝負を熱く楽しめる、タフな選手達を育ててください!
藤川球児監督が「熱く」「笑顔」とナインへ2つの訓示 指揮官もあらためて決意固める
(日刊スポーツより)
阪神藤川球児監督(44)が「熱く」「笑顔」と、ナインへ2つの訓示を伝えた。秋季練習初日のクラブハウス。背番号「22」のタテジマユニホームに身を包んだ新指揮官が、ナインへ2つのお願いをした。
まずは「熱く」。シーズンを戦い抜いた選手やスタッフの疲れをねぎらいながら、新たなスタートへスイッチを入れるように語りかけた。
「いかに、熱く、秋季キャンプに入っていけるかというのが、来年に向かう意味でも非常に大事だと思うというのは、僕自身もタイガースでプレーしてきたので、みんなについてきてほしいということを伝えました」
もう1つは、「笑顔」だ。前日21日のCSファイナルステージ巨人-DeNA戦(東京ドーム)を見て、指揮官の心に響いたシーン。1点リードの9回にマウンドに上がったDeNA森原の表情が、強く印象に残った。
「DeNAの森原投手がマウンド上がった瞬間の表情。その瞬間が笑顔だったこと。ジャイアンツの阿部監督が戦っている時のジャイアンツベンチと監督の表情。押し返したり押されたりというのを楽しむ、武者震いというんですかね」
負けられない大一番で、プレッシャーをものともせずに、その勝負を楽しむかのような表情。「これが今の野球だ」とうなずいた。
「見ててすごく興奮しましたね。そういうチームがいいですね。ああいう表情で、最後、あの一瞬のゲームを勝とうが負けようが迎えたいというのはありますね。それを伝えました」
来年は、阪神の選手たちがそんな表情でグラウンドに立てるように-。思いを伝えるうちに、指揮官もあらためて決意を固めた。「ベンチからの信頼とともに思い切ったプレーができるというところが、垣間見えた。優勝もさせてもらえるような、チームを作りたいと思います」。大舞台も心から楽しめる、熱いチームを作り上げる。
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