“スミ1”惜敗で自力優勝の可能性が消滅・・・。

“スミ1”惜敗で自力優勝の可能性が消滅・・・。

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またしてもサトテルのエラーから綻びが生じて1失点、野手陣はその1点さえ奪い返す事ができず惨敗・・・。これでとうとう自力優勝の可能性が消滅、チームは苦境に立たされてしまいました。0−1での敗戦は、これで今季6回目。ここから終盤戦、打線の奮起が必要不可欠です。

阪神、自力優勝の可能性が消滅 佐藤輝の適時失策でスミ1負け 岡田監督「その1点やないか」
サンケイスポーツより)

(セ・リーグ、巨人1ー0阪神、19回戦、9勝9敗1分、12日、東京D)
リーグ連覇に黄信号! 阪神は0-1で巨人に惜敗し、首位広島が勝ったため、自力優勝の可能性が消滅した。一回の佐藤輝の失策による失点がそのまま決勝点になる痛恨の黒星。好投の西勇を見殺しにする、今季を象徴するような敗戦に、岡田彰布監督(66)も苦笑いを浮かべるしかなかった。残り37試合。逆襲するしかない!

三塁ベース付近からの送球は、一塁手前で跳ねるとコントロール不能な軌道を描いて転がっていった。岡田監督が直前にベンチから叫んだ「ワンバン!」という声は届かず、痛恨の適時失策で〝スミ1〟負け。自力優勝の可能性消滅という悪夢の決着となった。

「俺一人で叫んだからな、『ワンバン!』って。俺だけやった。恥ずかしかったわ、ベンチで。そういうことや」

試合後のベンチ裏で、虎将は語気を強めた。一回2死二塁で岡本和の三塁線へのゴロを佐藤輝が逆シングルで好捕したが…。素早く向き直って一塁へ送球するも、ハーフバウンドに。一塁手の大山が合わせられずにファウルゾーンを白球が転々とする間に、二走・丸の生還を許した(記録は佐藤輝の失策)。

「(ノーバウンドで投げるか、ワンバウンドで投げるかを)迷ってはいないですね。しっかりと投げられなかった。アウトにできなかったので、次はできるように頑張ります」

佐藤輝は膝をつき、悔しさを押し殺すようにじっと自身の送球した先を見つめていた。その後は西勇が後続を断ち、ゼロを積み重ねたが、好投する投手陣を援護できない今季の〝投高打低〟を象徴するような試合展開で終わった。

ミスを取り返してほしい攻撃面でも、佐藤輝は九回2死でバットが空を切り、最後の打者となった。左の大砲は3打数無安打2三振と精彩を欠き、3試合連続無安打。チーム全体でも3安打に抑えられ、今季15度目の零封負けを喫した。スコアが0-1での敗戦は6度目という反発力のなさが、自力V消滅を阻止したかった勝負どころで出てしまった。岡田監督も「勝敗って、その1点やないか」と自嘲気味に振り返った。

守り勝つ野球が信条の岡田阪神だが、佐藤輝は両リーグワーストの19失策で、チーム失策数も同ワーストの72となった。前日11日に度重なるけがから復活した高橋が3シーズンぶりの勝利を挙げるという明るい話題があったにもかかわらず、勢いは急停止。勝負の9連戦は3カード連続で初戦を落とし、5敗目を喫して早くも負け越しが決まった。

首位広島が勝利し、ゲーム差は今季最大タイの「4」に広がった。自責点0の先発・西勇を〝見殺し〟。「勝ちをつけないと」という報道陣の問いにも、指揮官は苦笑いするしかなかった。

「その通りちゃうの? そんなん。俺が言わんでも、分かってることやんか」

連覇を目指す2024年シーズンは試練のときを迎えた。残り37試合。言われなくても分かっている。昨季日本一を成し遂げた王者のプライドを示すだけだ。

 

★大山「申し訳ない」

大山は佐藤輝からの送球を捕れなかったことに「低く投げてきてくれている以上はなんとかしないといけない。結局あれが勝敗に結びついてしまっているので、チームにもそうですし、西(勇)さんにも、(佐藤)輝にも申し訳ない」と責任を負った。打席でも山崎伊の前に、見逃し三振を含む3打数ノーヒット。「きょうの勝敗は変えられないので、あしたしっかり全員でやるしかない」と挽回を誓った。馬場内野守備走塁コーチは一連のミスについて「欲を言えば、もう少し捕りやすいワンバウンドなら。まあまあ、お互いね」と指摘した。

■データBOX

◉…阪神の自力優勝の可能性が消滅した。残り37試合に全勝しても90勝48敗5分けで勝率・652。首位の広島は阪神との直接対決6試合に全敗しても、それ以外の試合に全勝すれば91勝47敗5分けで勝率・659となり、阪神は上回れない。

◉…阪神は今季15度目の零封負け。0-1での敗戦は6度目で、巨人戦では5月24日(甲子園)に戸郷にノーヒットノーランを許して以来、2度目。また0-1負けの1失点が失策だったのは2022年9月18日のヤクルト戦(同)以来で、先発の藤浪が六回無死二塁から投前へのバントを一塁へ悪送球した。

◉…東京ドームでの巨人戦は3勝7敗となり、2試合を残して今季の負け越しが決まった。2020年(3勝9敗)以来4年ぶり

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