ジャイアンツとの今季最終戦、ここで勝ってゲーム差を0にする・・・それを期待して甲子園に詰めかけた4万超の虎キチが、一斉に溜息をつく結果となってしまいました。先発の高橋遥人投手の好投を見殺しにする0-1での完封負けで、逆転Vの夢が遠のいてしまいました・・・が、ラスト5試合!最後の最後まで諦めずに頑張ってほしいです!
岡田阪神、歴史的デッドヒート痛恨一敗も…まだまだ終わったわけちゃうで 残り5戦5勝でGに重圧かける!
(サンケイスポーツより)
(セ・リーグ、阪神0-1巨人、25回戦、阪神12勝12敗1分、23日、甲子園)阪神は首位巨人との直接対決に0-1で敗れ、ゲーム差が再び2に広がった。勝てばゲーム差なしに詰め寄り、逆転Vへの機運が高まるところだったが、あと一本が出ず痛恨の一敗。試合後、岡田彰布監督(66)は取材に応じなかった。巨人の優勝マジックは4となったが、虎にまだ連覇の可能性はある。残り5試合全て勝って、奇跡を待つ。
4万2639人が詰めかけた甲子園がため息に包まれた。運命のTG2連戦で待っていたのは無情の結果。前日のお返しとばかりに零封負けを食らい、1勝1敗に終わった。宿敵を追いつめるどころか、再び2ゲーム差。巨人は優勝マジックを4に減らした。
だが、逆転連覇への戦いが終わったわけではない。一回に先頭でリーグトップの今季156安打目となる左前打を放った近本は、残り5試合に向けて強い覚悟をにじませた。
「勝つしかない。僕らは僕らのできることしかできないので」
今季4戦4勝の先発・高橋は力投を続けたが、佐藤輝が再三のチャンスで凡退。援護できずに投打の歯車がかみ合わないまま、0-0の七回無死一、三塁で代打・坂本に外角直球を右前に弾き返されて先制点を献上。G打線にワンチャンスをものにされた。
1点を追う九回、2死から代打・糸原が守護神・大勢を強襲する内野安打。代走・植田がアウトならゲームセットとなる二盗を成功させたが、木浪は空振り三振。岡田監督は知力、気力をぶつけてチームを引っ張ったが、最後までホームが遠い展開で今季17度目の零封負けとなった。
指揮官は試合後、取材に応じることはなかった。通常なら甲子園での敗戦後も、室内で囲み取材の場が設けられる。だが、この日は違った。部屋で待ち構える報道陣の前は通らず、指揮官は無言のまま、直接クラブハウスへと向かった。〝語るまでもない〟という意思表示なのか、悔しさや怒りをぐっと押し殺していたのか…。阿部巨人と歴史的なデッドヒートを繰り広げる中、全ての力を結集して臨んだ大一番で痛恨の黒星を喫した。
残り5試合で2ゲーム差。普通に考えれば絶望的といえる。しかし、逆転の可能性は残されている。5連勝した場合、残り6試合の巨人が3敗すれば、阪神が上にいく。この苦境を打破するためには、勝ち続けてライバルにプレッシャーをかけるしかない。
昨季セ界を制し、日本一を勝ち取った岡田虎はファイティングポーズをとり続ける。3日空いて、27日の広島戦(マツダ)からの4連戦、そして今季最終戦となる10月3日のDeNA戦(横浜)にすべてを懸ける。
3試合ぶりに無安打に終わった森下は「切り替えて頑張ります」と前を向いた。岡田監督も逆転Vへの算段を整え、1%でも可能性がある限りは球団初のセ・リーグ連覇という偉業達成に向けてベストを尽くす。泣いても笑ってもラスト5試合。全部勝てば何かが起こる-。奇跡を信じて全身全霊を注ぐ。
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