記念すべき100周年を迎えた甲子園球場での開幕戦、勝利を託されて先発マウンドに立つのはエースに成長した村上投手です。4万大観衆の熱狂がチームを後押しして、今季もこの地で勝ちまくってくれるはず。今日もサクッと鯉料理、頼みます!
阪神・村上頌樹が100周年の甲子園開幕戦で先発 聖地の申し子が歴史をつくる
(サンケイスポーツより)
100周年甲子園開幕! 阪神は9日に甲子園に広島を迎えて本拠地開幕戦に臨む。予告先発の村上頌樹投手(25)が8日、甲子園で投手指名練習に参加し、最終調整した。甲子園は8月1日に開場100周年を迎え、今年はメモリアルイヤー。その初陣を任された聖地の申し子が快投で鯉打線を封じ、また新たな歴史の1ページをつくる。
小雨降る聖地に心地いいミット音が響き渡る。虎戦士が本拠地に帰ってきた。開場100周年を迎える甲子園。そんなメモリアルイヤーの本拠地開幕戦を託された村上はキリッと表情を引き締めた。
「自分の投げた試合で勝ちたいというのが一番。しっかり明日勝って、結果を出して、しっかり調整できていたっていうのを(証明)できるようにしたい」
今季初登板だった2日のDeNA戦(京セラ)は3回7安打5失点の乱調で敗戦投手となった。昨季、ポストシーズンも含めて先発した全24試合で無失点だった一回に4点を奪われるまさかの立ち上がり。被安打7も5失点も自己ワースト。大ブレークを果たした昨季から一転し、苦しいスタートとなってしまったが下を向いている暇はない。
「いろいろ安藤さん(1軍投手コーチ)とも話しながら、この一週間、見直しながらできたと思います」
ウオーミングアップ、キャッチボール、ダッシュを終えると、その足でブルペンへと向かった。「(今年)甲子園で投げていなかったので。10球ぐらい。本当はマウンドで投げられたらよかったですけど、雨でぬれていたので、ブルペンでやりました」。そこには油断も隙もない。3試合連続無得点と不調の広島打線についても「ヒットは出ている。やっぱりクリーンアップは注意したい」と警戒を怠らなかった。
8月1日に開場100周年を迎える甲子園。数多の名勝負を演出してきたマウンドで、村上もまた歴史の1ページを紡いできた。2016年の選抜高校野球大会。奈良・智弁学園高のエースとして臨んだ右腕は全5試合を1人で投げ抜き計669球の力投、決勝ではサヨナラ打も放ち同校を初優勝に導いた。
自らの原点ともいえる舞台は、プロになって本拠地となり、職場になった。ただ、「やっぱり甲子園は投げていて楽しいんです。甲子園でいい投球をしたい」と特別な場所であることに変わりはない。昨季はポストシーズンを含めて甲子園で8試合に先発し、防御率1・49。甲子園での広島戦は3戦全勝だ。聖地の申し子は100周年の本拠地開幕戦でスタンドを埋めつくしてくれる虎党を味方につける。
「ファンのみなさんの声量がすごいので、自分に対してはプレッシャーはないですけど、敵チームは嫌なんじゃないかなといつも思っています。声援をしっかり力に変えられるように頑張っていきたい」
大歓声の中、背番号41はまっさらなマウンドへと向かう。狙うは自身の今季初勝利と、メモリアルイヤーの本拠地白星スタート。その右腕で、甲子園の歴史に新たな1ページを刻む。
大歓声の中、背番号41はまっさらなマウンドへと向かう。狙うは自身の今季初勝利と、メモリアルイヤーの本拠地白星スタート。その右腕で、甲子園の歴史に新たな1ページを刻む。
★メモリアルイヤーの開幕は超満員
阪神は8日、甲子園開幕戦となる9日の広島戦で当日券の発売はないと発表した。超満員が見込まれる同戦で国歌独唱と始球式を務めるのは俳優、山崎育三郎(38)。大勢のファンとともに、今年100周年を迎える甲子園の開幕戦を彩る。すでに甲子園球場の入場門やコンコース、さらに球場周辺にも記念ロゴを使った装飾が施されており、夕方にはイルミネーションも点灯。100周年ムードを演出している。
★村上の智弁学園高時代
1年夏からベンチ入りし、甲子園大会に出場した。エースとして臨んだ3年春(2016年)は、開幕試合の福井工大福井戦で大会第1球を投じ、完封。5試合すべて1人で投げ抜いた。決勝の高松商高(香川)戦は延長十一回の大熱戦。村上は11回8安打1失点で完投し、自ら中越えのサヨナラ打を放って初優勝に導いた。3年夏の甲子園は2回戦で敗れ、春夏連覇とはならなかった。
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