今月に入ってからまだエラーを記録していない野手陣。5年連続でワースト失策数の不名誉な記録を作ったタイガースにとっては、「堅守」は勝利への最重要ファクターとなります。投手陣をバックで盛り立ててほしいですね。
首位ターン目前で…7月失策ゼロの大進化 馬場コーチ「これが普通になってほしい」
(東スポWEBより)
これが岡田野球で培った地力か。中日との球宴前最後の3連戦を残し、前半戦首位ターンを見据える阪神で、昨年までにはない底力を発揮中なのが防御網だ。
10試合を戦った7月はまだ失策はゼロ。6月27日の中日戦から13日まで、14試合連続無失策試合を続けるなど、一塁・大山、二塁・中野、遊撃・木浪、三塁・佐藤輝の4人の内野陣を中心に連日、引き締まった堅守を展開中だ。
担当の馬場内野守備走塁コーチも「これが普通、当たり前になってほしい。まだチームとしては多いほう。30個ぐらいしか失策していないチームもあるし」ともろ手を挙げて褒めることはしなかったが、3・4月の開幕月の9失策から5月(19)、6月(18)と徐々に失策数が増えていた傾向に〝歯止め〟をかけつつある現状には大きくうなずく。
昨季まで5年連続で失策数はリーグワーストを記録。昨季は月別の失策数は3・4月の11が最少で、その後は徐々に増え続けた傾向にあっただけに、今季は、ズルズルといかない点がこれまでとは異なる。
今季は前出の4人を中心に岡田監督は野手のポジションを基本、固定で起用。守備の負担も大きい木浪・中野の二遊間コンビは、7月に入り打撃面ではともに打率2割台前半とやや疲れも見え始めている中でも、攻守の切りかえだけは、きっちりと行えていることを数字で証明中だ。
14日現在、チーム失策数はリーグ5位の46と〝改革〟はまだ道半ばの一方で、馬場コーチは「最近は欲しいところで併殺も取れているし、いい流れでこられている。雑なプレーもなく、丁寧にやろうとしているし、投手への声かけの部分とかも含め、この雰囲気で続けていってほしい」と、さらなる期待を寄せる。
7月は全22試合中、18試合が本拠地・甲子園を中心に土のグラウンドでの屋外での試合。天候やグラウンドコンディションなど日々、目まぐるしく変わる環境下で、引き続き好調ぶりを維持できれば「守り勝つ野球」を信条とする岡田監督にとっても、大きな収穫を得る夏になりそうだ。
————————————
阪神タイガースNEWSがてんこ盛り!
その他の記事は東スポWEBで!!