順位予想はもちろん「1位」タイガースの実力は?

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才木投手が大谷選手から三振を奪った瞬間、今シーズンのタイガースの快進撃を思い描く事のできた虎キチはたくさんいたはず。メジャー2球団を粉砕した実力を発揮すれば、ペナント制覇、日本一奪還も現実味を帯びてくるでしょう!

【阪神よもやま話 元虎番の独り言】ことしも「阪神1位」の予想ばかり? メジャーを圧倒したタテジマはホントに強い?
サンケイスポーツより)

阪神がカブス、ドジャースに連勝した。しかも、圧倒的な試合内容で。「阪神世界一」がトレンド入り。阪神ファンは早くも「優勝間違いなし」と大盛り上がりだ。

このタイミングで、ことしもプロ野球の順位予想の季節がやってきた。12球団すべての順位を的中させた評論家(解説者)は、過去にいたんだろうか。聞いたことがない。調べる気もない。全チームの順位を外した評論家は、昨年もおられた。こちらは、いっぱい知っている。

関西にいると、「阪神1位」予想が圧倒的になる。メジャー球団を連破して、その傾向はますます拍車がかかるかもしれない。

「どれだけ巨人が強くても、阪神1位以外の予想はしたことがない」と豪語する方を知っている。これを予想と言っていいのか? そのわりに、その方は巨人を絶対に最下位にはしない。

別の「阪神1位予想しかしない」方に、「真剣ですか?」と尋ねたら、「的中したら1000万円くれるなら、真剣に予想する」と笑っておられた。高額賞金がないから、忖度(そんたく)を優先して…という人も中にはいたりする。

まあ、当たらなくて当然の〝予想〟だ。現役時代、監督&コーチ時代に実績十分な「プロの目」を持つ方々の予想を眺めながら「ああでもない」「こうでもない」「この予想は絶対に違う」「俺はこう思う」と楽しんでいただくのが順位予想。決め方も、いろいろあってもいい。

ことしの評論家陣の阪神への見方は、実は「微妙だった」。「だった」とあえて過去形にしている。

野球に対する見識の豊富さ、勝負勘の鋭さ、誰もが「勝たせてくれる監督」と思っていた岡田彰布氏(現オーナー付顧問)が監督から退いた。

代わって指揮官の座に就いたのが藤川球児新監督。こちらは、プロでの指導者経験がなく、岡田前監督とは180度正反対の実績だ。キャンプ中に、12球団の視察を行っていた評論家の方々からも「ことしの阪神の順位予想は難しいよなぁ」という意見を耳にした。

2年前は日本一、昨年は2位。安定した成績を残した戦力が、ほぼ残っている。問題は監督…。

でも、冒頭で紹介したように、あの2試合を見せられたら、もう「微妙」なんて言えないかも。

個人的には、いまだに疑問の目で見ている。あの2試合、阪神は強かった。でも、どう見ても、日米決戦に照準を定めていたように見えた。才木は大谷をフォークで空振り三振に仕留めるために全力で臨んでいた。すごかった。けっこうグッときた。あのモチベーションが、10日後まで維持できていればいいが。

「開幕にベストコンディションで臨むべきなのに、どこに照準を定めているんや」

阪神の監督経験をしたOBも苦笑いを浮かべていた。それほど、あの2試合の阪神は充実していた。それが、開幕からも同様なパフォーマンスができるのか。同意見のプロフェッショナルがいて、少しホッとした。いろんな意見があるから面白い。

さあ、まもなく一喜一憂の楽しい季節がやってくる。

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