相手のミスに乗じて幸先良く3点を先制、今季甲子園で初めて六甲おろしを歌った虎キチの誰もが、本拠地初勝利を信じた事でしょう。しかし、悪夢の逆転劇を食らってしまい甲子園2連敗・・・こんな悔しい結果になるとは。切り替えて、今日こそ勝つ!
阪神・藤川監督 大暗転で連敗、ビーズリーに苦言「いきなり変わる」 佐藤輝ベンチで打線組み替えも37イニング適時打なし
(デイリースポーツより)
「阪神3-5ヤクルト」(9日、甲子園球場)
悲鳴で聖地が揺れた。阪神は3点差の六回に2暴投や適時失策などで5失点して逆転負け。藤川球児監督(44)は体調不良の佐藤輝を2試合連続で先発から外し、4番に大山を置くなど打線を組み替えて3点を先行したが、待っていたのは悪夢のような展開だった。打線は37イニング連続で適時打が出ない悪循環(本塁打を除く)。甲子園開幕から2連敗で、いまだにホームゲームで勝てていない。今日こそ快勝が見たい。
信じがたい光景が聖地に広がった。超満員のスタンドに、ホーム初勝利を願うファンの悲鳴とため息が交錯する。工藤の2暴投に、名手・大山の送球ミス…。本拠地・甲子園で悪夢のような逆転負けを喫してしまった。
「その前にビーズリーがちょっと。やっぱりいきなり変わるので。なかなか毎回毎回5イニングで降ろすことは春先からはできないし。なので、ある程度なところまで行かせているんだけどね」
試合後、藤川監督がポイントに挙げたのは、ビーズリーの大暗転だ。3-0の六回。それまで2三振を奪っていた先頭・西川に四球、続く長岡に右翼線を破られ無死二、三塁とピンチを広げる。ここで藤川監督は交代を決断。前回2日・DeNA戦でも六回に崩れており「あそこをしのがなければ。先発投手としての役割ですからね。それは昔から変わっていない」と厳しく指摘した。
火消しを託した工藤は力みが指先を狂わせてしまったのか、サンタナと山田への暴投で、痛恨の2点を与えてしまう。さらに3番手・及川が代打・増田に同点打を献上すると、なお二、三塁から赤羽の一塁線のゴロを好捕した大山が本塁へまさかの悪送球。瞬く間に逆転を許した。
「僕のミスなので。申し訳ないですし、ただ、それだけです」
試合後、大山はざんげの言葉を並べたが、指揮官は「まあ、そういう時もある」と責めることはない。佐藤輝が体調不良で2試合連続ベンチスタートとなる中、打線を引っ張ったのは大山だ。
藤川監督は連敗阻止へ、打線をてこ入れ。「3番・森下、4番・大山、5番・前川」のクリーンアップで臨んだ。さらに木浪をプロ初の三塁スタメンで起用し、遊撃には小幡を入れた。二回には大山、前川の連打から3点を先制。鮮やかな攻撃で主導権を握ったが、三回以降はゼロ行進。ホームが遠く、藤川監督ももどかしさを募らせる。
「佐藤もいないというところで、みんなも自分たちでというところはあると思うんだけど、なかなかつながりが出なかった。もう一本というところで押し切れなかった」。2連敗で首位から3位に転落となったが、まだ始まったばかり。プロ初黒星を喫した工藤に対しても「失敗を重ねながら強くなっていく」と指揮官は背中を押した。ナインもチームも、試練を乗り越えて、強くなっていく。
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