“ジョーカー”高寺が全力疾走で決勝タイムリー!

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今春、成長株として注目を集めている高寺選手が泥臭いタイムリーヒットで決勝点をもぎ取りました。球児監督からは“虎のジョーカー”として期待され、今シーズンは勝負を決める場面での出場が増えそうです。

阪神・高寺 あるぞ2番・二塁 泥臭く決勝内野安打「ヒットはヒット」 打率・381、チームトップタイ6打点
デイリースポーツより)

 「オープン戦、西武2-3阪神」(12日、ベルーナドーム)

 決して会心の当たりではなかった。打球は二遊間を抜けない。阪神・高寺は打った瞬間にそれを判断し、全力疾走で一塁へ駆け込んだ。二塁・滝沢の送球との勝負。最後は歩幅が合わず、大股でベースを踏んだ。塁審の両手が広がる。泥くさくていい。この一打が勝利を呼び込んだ。

 島田の同点打の直後、五回2死三塁だった。甲斐野の初球154キロ直球にスイング。「仕留められてはないですけど、ああいうヒットも必要というか。ヒットはヒットなんで良かった」。決勝の適時内野安打。打率・381とし、前川と並んでチームトップタイの6打点目を挙げた。

 続く佐藤輝の初球にはすかさず二盗にトライ。惜しくもアウトになったが、積極果敢な姿勢は評価されるだろう。「ショートの動きとかを見て、あれをセーフになれるように練習からやっていきたい」。挑戦したからこそ、見つかった課題もあった。

 この日はシーズンなら中野が入る「2番・二塁」で先発出場。六回からは三塁に就いた。11日の試合前シートノックは中堅から二塁へ。今年から内外野はどこでも守れる、ユーティリティープレーヤーとしても重宝されている。藤川監督も「最後はサードの動きは非常に良かった」と言うほど、どの位置でも板についてきた。

 指揮官は常日頃から、選手に対して「永遠に健康でいてほしい」と願っている。ただ、長いシーズンで何があるかわからない。まず高寺は有事に“虎のジョーカー”として、活躍が求められる。だからこそ「何でもいいんで結果を出していけるようにやっていきたい」と若虎の言葉には熱がこもった。

 開幕まで1軍は残り7試合。自身初の開幕ロースター入りへ、戦いは続いていく。「一打席一打席しっかり集中していければいいと思います」。前夜の夕食には大盛りのライスを3杯もおかわりするなど、まだまだ育ち盛り。一歩ずつ、夢へと突き進んでいく。

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