3連敗での首位陥落ー。思い描く限り最悪のシナリオ通りの結果となり、横浜に詰めかけた虎キチからはただただ溜息が漏れ聞こえました。サトテルの2軍降格、打順の入れ替えなどのテコ入れも勝利には結びつかず、横浜の地で首位の座を明け渡す結果となってしまいました。長いシーズン、まだここからです。立て直して早々に首位奪還を果たしてほしいです。
阪神が今季初5連敗で首位陥落 岡田監督は怒りの無言
(サンケイスポーツより)
(セ・リーグ、DeNA5-3阪神、11回戦、阪神6勝5敗、25日、横浜)
この悔しさはどこにぶつけたらええんや!! 阪神はDeNAに3―5で敗れ今季初の5連敗を喫し、5月13日から守り続けていた首位の座から2位に転落。岡田彰布監督(65)は大幅に打線を組み替えたが、2・5ゲーム差で迎えた首位攻防戦で今季初の同一カード3連敗を喫し、試合後は取材対応しなかった。快走していた猛虎の勢いはどこへいってしまったのか…。
敵地ハマスタの左半分は、虎党で埋まった。逆転勝利を信じて最後まで熱い声援を送ったが、その思いは届かなかった。2位・DeNAとの首位攻防戦でまさかの3連敗。今季ワーストの5連敗、初の同一カード3連敗で5月13日から守り続けていた首位の座を明け渡した。
「…」
険しい表情の岡田監督は取材対応をせず、無言のまま球場を後にした。
不振の佐藤輝を2軍に降格させ、開幕から不動の1番・近本、2番・中野の打順を入れ替えた。3番には高卒2年目で売り出し中の前川、5番に今季初めて糸原を起用。大リーグ、レッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いたバウアー攻略に向けて左打者を並べた。0-3の五回に前川が右前適時打を放つなど、一時は1点差に迫ったが、DeNAの勢いにのまれて突き放された。今月7日に最大で6・5あったゲーム差を、あっという間にひっくり返された。
ハマスタで意気消沈した虎党にとっても、まさかの首位陥落だ。5月は19勝5敗の快進撃。その姿に胸を躍らせ、7月19日(バンテリンドーム)、20日(マツダ)に開催されるオールスターのファン投票で虎戦士に多くの票を投じた。19日の最終中間発表で、阪神勢は全9部門でトップに。外野手部門3位のノイジーを含めた10選手が選出される可能性がある。
だが、この日登録抹消となった佐藤輝に加えて湯浅が2軍調整中。ノイジーは2試合続けて先発落ちで、下位打線ながら得点源になっていた木浪もスタメンから外れた。好調だった近本、中野の1、2番も打率3割を切っている。5月末からの交流戦で少しずつ歯車が狂い始め、6月は6勝12敗1分け。5カード連続の負け越しで、4試合を残して月間負け越しが決まった。
2・5ゲーム差で迎えた首位攻防戦。22日の甲子園での全体練習後に岡田監督は「まず横浜ではひとつ勝たなアカン。まずひとつやて。そんな連敗連敗は嫌や」と、1勝2敗をノルマとしていたが、想定外の3連敗。ハマスタでは今季5戦5敗で、昨年から13連敗となった。
開幕直前に指揮官は「勝負は秋やんか。このチームは若い。どんどんうまくなるよ。5月、6月、7月と力をつけていってな」と熱く語っていた。良くも悪くも想定通りではないが、貯金はまだ11ある。27日からは甲子園で5位・中日との3連戦。このままズルズルと落ちて虎党を泣かせるわけにはいけない。
まずは球宴までの残り18試合で投票してくれたファンの期待に応えるために、1つでも多くの勝利を届ける。それが岡田虎に課されたミッションだ。
■データBOX
◉…阪神は今季初の同一カード3連敗。昨年8月12―14日の中日戦(京セラドーム)以来。今季初の5連敗。昨年8月9日のDeNA戦(横浜)から同17日のヤクルト戦(神宮)で8連敗して以来
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