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藤川タイガース、日本一奪回へのシナリオとは

藤川タイガース、日本一奪回へのシナリオとは
 

阪神タイガースが2025年シーズンのクライマックスシリーズ(CS)を突破し、日本シリーズを制して悲願の日本一に輝くためには、チーム全体の総合力はもちろん、キープレイヤーの奮起が不可欠である。9月リーグ優勝決定以降の試合では戦術面とともに、どの選手が短期決戦でカギを握るのかが注目されてきた。その視点を織り交ぜながら、タイガースが2年ぶりに頂点に立つための条件を浮き彫りにしていきたい。

まず打線では、不動の4番に成長した佐藤輝明が最重要人物として浮上する。今季は豪快な一発と勝負強さが一層冴え、短期決戦での一発は試合の流れと球場の空気感を一気に変える大きな力を持つ。佐藤が勝負どころでスタンドに運べば、甲子園の熱気は最高潮に達し、チーム全体を勢いづけるはずだ。さらに、その後ろに控える大山悠輔の存在感も大きい。キャプテンとして中軸を担い、走者を還す役割を担う大山のバットがつながりを生み出すことが、日本シリーズまで駆け上がるための必須条件となる。

出塁の起点となるトップバッター近本光司の役割も大切だ。1番打者として相手投手にプレッシャーを与え、足でかき回す存在感は短期決戦でこそ生きる。近本が塁に出て、2番の中野拓夢がバントやヒットで続けば、主軸の森下、佐藤や大山につながる得点パターンができる。中野もまた、つなぎ役としてだけでなく、勝負強い打撃で主軸に次ぐキープレイヤーと見られている。

若手ではその森下翔太の覚醒が注目される。持ち前の長打力は一振りで流れを変える可能性を秘めており、マスコミも「短期決戦で台頭する可能性のある若虎」として名前を挙げている。森下が打線の調子を握る展開になるだろう。加えて、引退を表明した「代打の切り札」原口文仁の勝負所での起用も十分にあり得る。彼の勝負強さは短期決戦で必要となるのではないか。

一方、投手陣では先発ローテーションの安定が重要だ。エース格としてシーズンを支えた村上頌樹と大竹耕太郎が、CSや日本シリーズで試合を作れるかが大きなポイント。加えて才木浩人や伊藤将司といった柱が並び、どこまで相手打線を抑え込めるかに注目が集まる。短期決戦では初戦を取ることが流れを大きく左右するため、村上や才木が序盤から安定した投球を見せれば、チームの勝利へのシナリオは一気に現実味を帯びる。

 

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リリーフ陣も虎の命運を握る。守護神・岩崎優が健在であれば終盤の締めは計算できるが、負担が大きくなるのも事実。ここ数試合は不安定な結果になっているのが気がかりではある。その前を投げるセットアッパー陣がしっかりつなげるかが勝敗の分岐点となる。さらに石井大智が抜群の安定感を維持し、勝ちパターンに貢献できれば投手陣の安定感は一段と増す。短期決戦は1点を守り切る展開が増えるだけに、救援陣の出来がそのままチームの命運に直結する。

守備面では多彩な投手陣を牽引する坂本誠志郎の堅実なリードが重要になる。捕手として独り立ちした今季は幾度となく投手を助け、流れを引き寄せてきた。

精神面では、先述の原口や糸原健斗のようにベンチでもムードメーカーとして振る舞えるベテラン陣の存在もチームを支える。短期決戦は雰囲気が重苦しくなる場面も多く、糸原のようなリーダーシップが全体を前向きにする。経験豊富なベテラン勢が若手を鼓舞し、士気を保つことが勝利への条件である。

相手の分析も勝敗を左右する。パ・リーグの強打者を擁するチームとの対戦が予想されるだけに、スコアラー陣が相手先発の弱点や配球パターンを徹底的に研究し、それを選手が生かせるかどうかがポイントとなる。森下や中野のように配球読みが光る選手が相手投手のウィークポイントを突けば、勝機はさらに広がる。

ファンが待ち望む日本一は、こうした総合的な結束力と個々の選手の一瞬の輝きによって実現する。短期決戦の緊張感を乗り越え、タイガースが頂点に立つ姿を全国の虎キチは信じてやまない。

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